( 128783 )  2024/01/15 13:12:42  
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65歳以上のシニア世代の貯蓄額、年金月額、生活費について紹介しています。

厚生年金と国民年金の平均月額が提示され、男女での差異があることが指摘されています。

厚生年金受給額の差は、現役時代の報酬や家庭の役割分担が原因とされ、共働き世帯の増加により男女差が少なくなると予測されています。

国民年金においても男女平均額が5万円台であることが示され、自営業者や専業主婦は収入が不足しがちだと述べられています。

将来の収入不足に備えるための仕組みを用意する必要性も述べています。

(要約)

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写真:LIMO [リーモ] 

 

65歳といえば、仕事をリタイアし年金を受け取り始める、まさにセカンドライフの始まりともいえるタイミングですね。 

 

【最新版・年金一覧表】国民年金・厚生年金の平均月額はいくら? 

 

新しい1年が始まり、理想のセカンドライフをイメージした方もいるかもしれません。 

 

また、「老後に向けてとりあえず2000万円貯める!」など目標を立てた方もいるでしょう。 

 

しかし、老後の暮らしぶりを具体的にイメージできなければ、明確な目標を立てづらいかもしれません。 

 

そこで今回は、65歳以上の「貯蓄額・年金月額・生活費」を各種統計資料より確認していきたいと思います。 

 

現在のシニア世代の懐事情から、その暮らしぶりを見てみましょう。 

 

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。 

 

近年、働くシニアが増えていますが、ここでは老後の収入の柱となる「老齢年金(厚生年金と国民年金)」の月額を確認します。 

 

2023年12月25日にリリースされた、厚生労働省「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、2022年度末時点での年金受給額は以下のとおりです。 

 

●厚生年金の平均月額 

〈全体〉平均年金月額:14万3973円 

 

・〈男性〉平均年金月額:16万3875円 

・〈女性〉平均年金月額:10万4878円 

 

※上記の厚生年金受給額には国民年金(基礎年金)部分を含みます。 

 

上記のとおり、男女で約6万円もの差が見られます。 

 

厚生年金は、現役時代の報酬や加入期間により年金額が決定する仕組み上、個人差が大きいのが特徴といえます。 

 

男女差が生じている要因としては、いまのシニアが現役の頃の労働環境や家庭の役割分担にあると考えて良いでしょう。 

 

近年は、共働き世帯が増加していますので、個人差は今後も続くものの、男女差は徐々に少なくなるでしょう。 

 

●国民年金の平均月額 

同じく厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」から、次に国民年金の月額を確認します。 

 

〈全体〉平均年金月額:5万6316円 

 

・〈男性〉平均年金月額:5万8798円 

・〈女性〉平均年金月額:5万4426 

 

国民年金の場合、男女ともに平均額は5万円台です。 

 

自営業者や専業主婦などは、厚生年金がないため老後の収入が少ない傾向にあります。 

 

これを踏まえて、将来、年金収入だけでは不足するであろう部分をカバーするための仕組みを作っておく必要があります。 

 

では「65歳以上の夫婦のみの無職世帯」の支出額はいくらぐらいなのでしょうか。 

 

 

 
 

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