( 130122 ) 2024/01/19 01:01:28 0 00 記者団の取材に応じる岸田文雄首相=首相官邸で2024年1月18日午後7時23分、竹内幹撮影
岸田文雄首相は18日、自民党派閥の政治資金を巡る事件に関連し、自身が会長を務めていた岸田派(宏池会)について「解散することを検討している」と表明した。東京地検特捜部が政治資金規正法違反で当時の岸田派会計責任者を立件する方針を固めており、出身派閥の解散方針を打ち出すことで信頼回復に向けた姿勢を示す狙いとみられる。首相官邸で記者団に語った。安倍派(清和政策研究会)執行部も同日、安倍派を解散する検討を本格化させた。
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首相は「政治の信頼回復に資するものであるならば、そうしたこと(解散)も考えなければならないと思っている」と語った。他派閥にも解散を求めるかについては「とりあえず我々(岸田派)として信頼回復のためにどうあるべきかを考えている。そして解散についても検討しているという状況だ」と述べるにとどめた。
岸田派は衆参46人の党内第4派閥。1957年に結成された現存する自民最古の派閥で、池田勇人、大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一ら歴代首相を輩出した。岸田首相は2012年に会長に就任したが、自民党派閥の政治資金問題を受けて23年12月に会長を退き、派閥も離脱した。安倍派は衆参98人の党内最大派閥。【鈴木悟、池田直】
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