( 130544 )  2024/01/20 00:33:15  
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日本国際博覧会協会が2025年大阪・関西万博の会場で食品の持ち込みを原則的に禁止する規約を再検討する方向で調整を始めたことが19日に分かった。

この規約は食品の持ち込みを禁止した理由について、手荷物検査に時間がかかり、入場ゲートで滞留するなどの事態が発生するためだとしていたが、より簡素な検査方法も考慮されている。

ただし、再検討の結果、持ち込みを禁止する可能性もあるという。

これについて関西万博の規約に対する批判的な声も上がっており、愛知万博の経験も挙げられている。

(要約)

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工事が進む夢洲会場=昨年12月19日午前、大阪市此花区(甘利慈撮影) 

 

日本国際博覧会協会が、2025年大阪・関西万博の会場に食品の持ち込みを原則、禁止するとした規約について、再検討する方向で調整を始めたことが19日、分かった。万博協会は12日にこの規約を公表していたが、事実上白紙に戻した。協会幹部が明らかにした。 

 

【写真】高層ビルを懸命に上るミャクミャク 

 

万博協会は食品の持ち込みを原則禁止した理由について、手荷物検査に時間がかかり、入場ゲートで滞留するなどの事態が発生するためだとしていた。 

 

ただ、協会幹部によると、「当初想定していた検査を、より簡素にできる可能性があると判断した」という。ただ、今後再検討した結果、「やはり持ち込みを禁止する可能性もある」とした。 

 

万博会場への食品持ち込み禁止をめぐっては、吉村洋文知事が12日、「家庭のお弁当を会場内で食べたいという人も多いと思う。協会として考えてほしい」と発言するなど、批判的な声が上がっていた。 

 

万博協会が規約で禁止するとしたのは、食品全般と瓶や缶に入った飲料、酒類全般。ベビーフードや子供のおやつ、学校団体の弁当、マイボトルやペットボトルなどは認めるとしていた。 

 

05年愛知万博(愛・地球博)でも初め飲食物の持ち込みを禁止したが、小泉純一郎首相(当時)の指示で撤回し、手作りに限り弁当持参容認に転じた経緯がある。(黒川信雄) 

 

 

 
 

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