( 130702 )  2024/01/20 14:13:34  
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新年に入り、日本株やドル円が急騰しており、これは新NISA(少額投資非課税制度)の導入により、多くの日本人が株を購入したことが要因の一つとされている。

新NISAでは買った株やファンドを長期保有し、利益は無税だが、損失には対応していない。

資産拡大には専門的な知識が必要であり、購入タイミングや適切な資産選択に関する質問も急増している。

一部では米国中央銀行FRBの破綻を危惧する声もあり、ヘッジファンド創業者のレイ・ダリオは大規模な金融危機や米国の覇権終焉を予測している。

これからの時代は知識を得て資産を適切に運用することが重要だとされている。

(要約)

( 130704 )  2024/01/20 14:13:34  
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(提供写真) 

 

【富を拡大するインテリジェンス2.0】 

 

 新年に入って、日本株やドル円が急騰しました。 

 

24年相場は「ダウの犬」投資法が有効か…「厳しい1年を覚悟せよ」の指摘も 

 

 これは今年から新NISA(少額投資非課税制度)が始まったため、多くの日本人が日本株や米国株を買ったことがひとつの大きな要因とされています。 

 

 新NISAは買った株やファンドは基本売らずに長期保有が前提です。 

 

 積み立ても推奨です。 

 

 組み替えは可能であるものの頻繁な組み替えは推奨していません。 

 

 利益は無税ですが、損失についてのメリットはありません。 

 

 もちろん利益になる保証もありません。 

 

 新NISAは確定拠出年金に近づいてきたといえます。 

 

 これはプロと同等以上の運用のリテラシーが必要だということです。 

 

 新NISAに対する質問も急増しています。 

 

 今が買い時なのか? 

 

 もし今が買い時でないのであれば、いつが買い時か? 

 

 何を買ったらよいのか? 

 

 オルカンを買おうと思うがいいか? 

 

 オルカンとは「世界株オールカントリーインデックスファンド」の略で、毎月の運用報酬が安いものが人気です。 

 

 他にも米国株S&P500のインデックスファンドで運用報酬が安いものも人気です。  

 

 ファンドの99%はパフォーマンスが悪いのでゴミだと言われている中、運用報酬の安いオルカンやS&P500のインデックスファンドはゴミから外れているからいいというわけではなく、今後、長期に右肩上がりになるのかが大事です。 

 

 世界や日本が高度成長時代であれば成り立つ前提も、高度成長時代が終わり、世界の先進国が成熟時代を越え、老齢化時代、超高齢化時代に入ってきた現在、前提が大きく変わっているといえます。 

 

 さらに近年では、米国は国債を大量発行し、お金をバラまいて株価を上昇させてきたことから、国債発行額が巨額になっているので、米中央銀行FRB(連邦準備制度理事会)の破綻を危惧する専門家も少なくありません。 

 

■レイ・ダリオの予測は… 

 

 世界最大のヘッジファンド創業者のレイ・ダリオは次のように予測しています。 

 

①中央銀行FRBが破綻するほど巨大な金融危機が来る 

 

②250年周期の米国覇権が終わる 

 

 中央銀行が破綻するほどの金融危機が来ると、全世界的に株の大暴落が起きることになります。 

 

 2024年11月に米国大統領選挙があり、米民主党政権は、それまで株の暴落を止めるために国債を大量発行し、バラまいています。 

 

 11月まで続かずに大暴落の可能性もあります。 

 

 この巨大な金融危機は水面下で始まっていると判断しているので、株の買いポジションを持っている人は手じまいを強くお勧めしています。 

 

 新NISAも積極的に見送り、暴落の準備をすることが大切だと思います。 

 

 激動の時代は、知識を得て準備していた人に富が移動するからです。 

 

(松島修/投資助言会社社長) 

 

 

 
 

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