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有料化も検討? SA/PAの「駐車マス」を巡る熱い議論

東洋経済オンライン 1/28(日) 9:51 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/65bf25c9bfc0ca0b3cef7b10aec0911df150040e

 

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2023年後半から、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアの駐車スペースに関する議論が活発化しています。

大型車や乗用車の増加により駐車スペースが限られており、休憩時間の確保が重要視されているため、さまざまな対策が打ち出されています。

実証実験や立体駐車場の導入、駐車マスの兼用化などが行われており、2024年問題の影響も受けて議論が行われています。

また、SA/PAの本来の目的であるドライバーの休憩場所としての機能を強化するための取り組みも進められています。

(要約)

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なにげなく利用するSA/PAで今、「駐車マス」をめぐるさまざまな議論が行われている(写真:HiroHiro555 / PIXTA) 

 

 2023年の後半あたりから、サービスエリアやパーキングエリアの駐車スペースに関する議論が目立つようになった。そんな中で注目されているのが、「駐車マス」のあり方である。 

 

【写真】サービスエリア/パーキングエリアは多くの小型車/大型車で混雑する 

 

 背景には、コロナ禍が明けて高速道路の通行量が回復し、もともとあまり落ち込みのなかった物流の大型車と、観光やビジネスの乗用車とがともに増加し、限られた「駐車マス」を奪い合うような状況に陥ったことに加え、「2024年問題」が直近に迫り、運転手の労働時間の規制が強まることで休憩時間の確保が重要視されたことがある。 

 

 特に平日夜間は大型車の混雑が慢性化して、流入路などへの駐車が目立ったり、そこにすら停められない大型車が増えたりするなど、社会問題となっている。以上のことを踏まえ、ここ数カ月の議論を少し整理してみたい。 

 

■次々と打ち出される駐車マス対策 

 

 暮れも押し迫った2023年12月下旬に公表されたニュースに、「高速道路各社がサービスエリアの混雑対策として、長時間駐車の有料化を将来的に検討すること、また駐車スペース拡大のために、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)の敷地拡大や2階建て駐車場の導入なども検討していくことを発表した」というものがある。 

 

 そして、その前提としてすでに一部のSAで、回転率を上げるために一部の大型車の駐車スペースで利用を1時間以内に制限する「短時間限定駐車マス」の実証実験を始めていることも伝えられた 

 

<2023年末時点で実証実験を行っているSA> 

NEXCO中日本:東名・足柄SA(上り線)39マス 

NEXCO西日本:九州道・古賀SA(下り線)5マス 

NEXCO東日本:東北道・上河内SA(上り線)5マス 

NEXCO西日本:山陽道・龍野西SA(上下線)22マス 

 

 それぞれ11月下旬から12月下旬に実証実験を開始しており、半年から1年の実証期間を予定しているという。 

 

 その駐車マスには、黄色く囲った中に大きく「短時間」と書かれ、非常に目立つような仕様になっている。ただし、実証実験では1時間を超えても罰則はなく、あくまで注意喚起にとどまっている。 

 

 有料化するためにはシステムの導入が必須だが、現在ほとんどのクルマがETCを搭載しているので、駐車した際に自動的にETCと交信して料金を引き落とせるようになれば、大規模な設備投資をしなくても運用は可能になるだろう。 

 

 

 ただし、この料金の負担が個人のドライバーや中小の運送会社に課されれば、節約のために所定の場所に駐車しなかったり、休憩を諦めたりするケースも出るかもしれず、そのあたりのケアを含めた「実験」が必要であろう。 

 

 なお、この実証実験は今後、東北道の国見、安達太良、蓮田の各SA、山陽道の吉備、福山SA、中国道・美東SAでも実施が計画されている。 

 

■「後退駐車・前進発車」V字配置で駐車マス1.4倍 

 

 さらに、将来計画の一環として、スペース確保のために駐車場の立体化も盛り込まれている。これまでSA/PAでは設備投資がかさむなどの理由で、立体駐車場はほとんど設置されてこなかった。 

 

 数少ない例外は、海上の限られたスペースに駐車場を作らざるをえなかった東京湾アクアラインの海ほたるPAくらいだ。 

 

 こうした新規策だけでなく、実はこれまでも継続的に駐車マスは増やされ続けてきた。 

 

 例えば、「小型車マスと大型車マスの兼用化」がある。これは、平日と休日、昼間と夜間で乗用車と大型車の利用割合が異なるため、小型用・大型用が満車になった場合、どちらの車種でも停められるように、「兼用」をうたった駐車マスである。 

 

 そのほか、2021年度からSA/PAの遊休地や隣接地、あるいは路外の土地を活用した駐車マスの拡充などが行われてきたが、完全な解決には至っていない。 

 

 さらに、駐車スペースの確保のため、NEXCO西日本では山陽道・佐波川SA(上り)において、「後退駐車・前進発車」を基本とした、上から見て車両がV字配置となるような「V字駐車」を適用し、大型車マスを58台分から81台分へと、1.4倍に拡充する施策も行われている。 

 

 後退駐車にすると駐車車両前方が通路に面するため、通路に停めるとクルマの通路を塞ぐことになり停めづらくなるという通路(枠外)駐車防止対策にもなるし、また前進発車のため、発車しやすく接触事故の低減を図ることができるメリットもある。 

 

■2024年問題でSA/PA「原点回帰」を 

 

 駐車マスの議論は近年、テーマパーク化、観光目的化が著しいSA/PAの「本来の役割は何か」を突きつけているように思える。SA/PAの本来の目的は、もちろん「休憩するための施設」だ。 

 

 

 高速道路の長距離走行は疲労や眠気をもたらす。そこで、疲労や眠気を感じた場合に、体を(もちろんクルマも)休めるために設けられた施設である。いうまでもなく、ただ駐車スペースがあればよいわけではなく、付随的にトイレも必要だし、喉の渇きを潤すために飲料の自動販売機も必要だろう。 

 

 そんな本来の目的を忘れ、近年のSA/PAのグルメ競争は、付随的な目的が「主」になってしまう「本末転倒」状態となっている。しかし、「ドライバーの休憩施設」という最大の目的が十分果たせないようでは、SA/PAの存在意義は薄い。 

 

 単に休憩してもらうよりも、利用者に店舗でお金を使ってもらったほうがNEXCOグループとしてはありがたいのかもしれないが、やはり休憩施設という原点に戻るべきであろうし、昨今の流れはその原点回帰に沿っていると考えることもできる。 

 

 また、大型トラックの場合、ジャストインタイムの納入のためSA/PAで時間調整をしているケースも多いが、本来、時間調整のためのスペースは到着地の企業や店舗が確保すべきものだ。この構造も変えていかなければ、問題の完全な解決にはつながらないだろう。 

 

 高速道路のヘビーユーザーに話を聞くと、グルメで有名な常時混雑するSA/PAよりも、トイレと自販機と簡単な軽食コーナーがあるだけの、混雑とは無縁で駐車マスの心配をしなくてもいいSA/PAのほうが安心できるという声をよく聞く。 

 

 今年は、まさに「2024年問題」の当年でもあり、こうした「原点回帰」が明確になり、ドライバーにとってSA/PAの本来の役目を果たす節目の年であってほしい。 

 

佐滝 剛弘 :城西国際大学教授 

 

 

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SA/PAの駐車場問題については、定量的な問題把握が必要であるとの意見や、地域・時間・時期によって要因が異なるため対策も異なるという考えが示されています。

また、車両数や滞在時間を明確にすることで効果的な対策が見出せるという提案もされています。

 

 

一部の意見では、SA/PAが使いづらいという指摘や、深夜の大型車割引による駐車場の混雑、利用者の不満が述べられています。

さらに、SA/PAの利用方法や有料化についての意見も幅広くあります。

一部では、有料化や課税が利益優先のための措置と指摘する声もみられました。

 

 

これらの意見から、SA/PAの駐車場問題は複雑であり、利用者の多様なニーズや課題に対応するためには、様々な観点からの検討や対策が必要とされていることが示唆されています。

(まとめ)

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・まずは定量的な問題把握が必要だと考えています。 

SA/PAの駐車容量問題は、地域、時間、時期で要因が異なっており打つべき対策が変わります。 

・都市圏直前の大型SA→大型車の深夜割引待ちによる枠不足に起因する枠外駐車 

・休暇期→一般乗用車マナーに起因する建屋側混雑、大型車枠駐車による占有率悪化 

上記は印象から抽出したものですが、流入した車両数、平均滞在時間を明確にすることで、より効果的な対策を見出すことができます。 

高い位置に定点カメラを設けてタイムラプス的に撮影し、どのエリアの駐車占有率が高いのかデータ化することで、駐車場の構造問題をクリアにできると考えています。 

単純に導線が悪いというハナシもあると思います。 

有料化はまずプレミアム的な扱いとして、建屋直近エリアにETCゲートを設け駐車時間課金から行うのが現実的かと想像します。 

 

 

・近年のSA/PAの多くは、仕事で高速道路を利用する人にはとても使いづらくなっていると思う。 

大型マスに乗用車が停められ、天ぷらそばが千円近いのでは、かわいそうですね。 

失礼ながら、自分は浜名湖パーキングで鰻を食べたいとは思わない。 

知り合いの大型ドライバーは唯一の救いの場内コンビニのパンを買って、既定の休憩時間を消化するだけで、身体が休まらないと嘆いてます。 

 

 

・よくこの問題を語ると、SAがテーマパークみたいにして 

長時間居座るのを推奨してるじゃないか!という人もいますが 

問題はそこではないと思う。SAに長時間居座ろうとたかがしれている 

問題の本質は、そこではなく本来の使い方とは違う使い方をしてる人でしょう。 

車中泊だったり、数人が車で集まって1台で移動するような人たち。 

こういう人たちはSAのお客ではなく当然、SAにお金を落とすこともなく 

さらに長時間ムダに駐車場を占拠してしまうので悪質です。 

利用者にしたら、無料だけどせっかく休憩したくてもそういう輩のせいで 

満車でなかなか止まれない状況と 

有料だけど、いつ行ってもそこそこ空いてる状況ですぐ休憩できる状況では 

後者のほうがいいと思う人も多いでしょう。 

SAで買い物したら1時間無料などをつければ多くの人は今まで通り 

無料で利用できる。これくらいしか解決策はない 

 

 

・SAやPAで駐車場の有料化ってのはそもそもの意味として間違ってるとは思う 

長距離移動などで疲れて休憩なんだし仮眠したら数時間寝てしまう事も当然ある 

SAなども利用者増やすためにアミューズメント化してるし長時間居る前提になってないか??? 

一部の悪質利用者のせいで普通の人達が不便になるのは違うでしょ 

SAなどに車停めて別の車で乗り合わせて行くような人が問題なだけで 

 

 

・食事や買い物したら何時間かは無料で長時間は有料でもいいけど高速道路では仮眠も必要な人もいると思うので難しい判断になると思うし?そもそも高速料金を、払ってるんだから2重に払うような気もすると思った。 

 

 

・建設後30年で無料にすると言う約束を破り続け、世界でも高額な利用料を取っているのに、更に休憩所に使用量とか本末転倒以外の何者でもない 

トラックの深夜の長時間休憩をやめさせるのなら、深夜割引をなくせよ、こんな制度があるから深夜に長距離運行が常態化して、企業の荷受け時間外というアンマッチが長時間駐車に繋がってるんだよ 

 

 

・先に相乗りとかで使ってる人とかをもっと取り締まるべき。 

それに今回の東名の工事で大型様の臨時駐車場作れたならそういう所をもっと増やしたら?トイレと自販機あれば十分でしょ。 

まぁポイ捨てとかひどくてすぐ閉鎖が目にみえてますが 

 

 

・2024年問題を踏まえているのに、パーキングでの駐車についての議論が遅すぎますね。個人のドライバーや中小の運送会社は現状では厳しい条件になるは明らかなのだから、パーキングこそ2024年問題に関わる業界の最優先を実施すべきなのに…。 

 

多くのドライバーがこの文章読んで離職にまた走るだろうが、2024年問題が「共倒れ」政策とあれば当然でしょう。ブルーカラーにはアドバンテージは必要、それができない経営者は事務で働く子たちに逆差別を倒産するまですればええでしょう。 

 

 

・課税(有料化)して需要を抑制するという解決策が、すっかりお役所的ですね 

今の政府や自治体は何でもかんでも金金金で、公共サービスより儲け優先 

もはや公的機関としての意義を失いつつあり、すっかり利権集団と課してますね 

 

 

・民営化された以上原点回帰は不可能です。 

営利企業ですから利益を追求しますのでこうなる事は分かっていたはず。 

 

 

 

・ドライバーだけど、割引を24時間にしてくれれば、4サンマル守って通過するよ。それだけでも違うと思う。自家用車は人に依ってじゃない? 

 

 

・高速道路のPA.SAの有料化? 

 

その前に、そもそも高速道路は将来的に無料にする話しはどうした? 

順番から言ったらそっちが先だ。 

 

 

・この件も大事ですが、ハンデキャッパー駐車スペースの健常者使用もどうにかしてください。 

 

 

 

 
 

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