( 133781 ) 2024/01/29 23:12:52 0 00 不正があったことについて説明する豊田自動織機の伊藤浩一社長(29日午後4時43分、東京都千代田区で)=上甲鉄撮影
自動車ディーゼルエンジンの出力試験などでの不正について、トヨタ自動車グループの豊田自動織機の伊藤浩一社長は29日、東京都内で記者会見し、「多くの関係者に多大なご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありませんでした」と謝罪した。
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不正があったのは、豊田自動織機がトヨタから一部開発を受託しているディーゼルエンジン3機種。伊藤氏は、「試験のプロセス、守るべき手順などが十分にすりあわせられていなかった」と説明。その上で、「(トヨタとの)役割分担、作業分担を明確にし、トヨタとのコミュニケーションを再構築し、再発防止に取り組んでいく」と話した。
豊田自動織機は昨年3月、フォークリフト用エンジンの性能試験でデータを差し替えるなどの不正行為を行っていたと発表した。今回、弁護士らで作る特別調査委員会の調査で、自動車用ディーゼルエンジンの試験でも不正が発覚。フォークリフト用エンジンでも新たな機種で不正が判明した。
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