( 134396 ) 2024/01/31 14:26:09 0 00 写真:LIMO [リーモ]
世界的にも有名な自動車メーカー「トヨタ(TOYOTA)」。走行性、機能性、デザイン性、信頼性に優れたトヨタの車は、多様な顧客ニーズにマッチし常に人気上位をキープし続けています。
【シミュレーション結果表】ヴェルファイアが欲しい!毎月の返済額はいくら?「借入金利3%✕10年間」で借入金額別に試算
価格帯はさまざまありますが、中には手を出しづらい高価格な車種も。
ミニバンタイプで高い人気を誇る「ヴェルファイア」の価格は、なんと655万円~となっています。
しかし、ヴェルファイアは広い車内空間やスライドドアなどの便利機能が充実しており、特に子育て世代を中心に購入を検討している世帯もあるでしょう。
本記事では、40歳代で、日本の平均的な年収「400万円台」の人が、自動車ローンを利用してヴェルファイアを購入する場合に必要な頭金の金額や、毎月の返済額をシミュレーションしていきます。
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トヨタ「ヴェルファイア」は、2023年6月21日に姉妹車のアルファードと共に2度目のフルモデルチェンジを行い3代目となりました。
ヴェルファイアは、日本国内で”大きすぎない”ボディサイズと広い室内空間を維持しながらも、「Forceful×IMPACT LUXURY」というデザインキーワードをもとに、力強さ&躍動感を実現しています。
ヴェルファイアはフルモデルチェンジにより、アルファードとの個性を明確化。専用グレード「Z Premier」を新設定しました。
そしてヴェルファイアならでは、というこだわりに応えるため、専用のサスペンションチューニングやボディ補強を施した専用のパワートレーンユニットも設定しています。
専用のパワートレーンユニットには高い加速応答性能と十分な駆動力を持ち、気持ちよく加速していく2.4Lターボエンジンを採用。運転する楽しさを追求しました。
新しく設定された専用のグレード「Z Premier」は、上質さを感じられる金属加飾を施したブラックコーディネートがヴェルファイアらしさを特長づけています。
また、黒色の「漆黒メッキ」を基調としてアグレッシブでありながら、モダンかつ上質なデザインを採用しています。
ヴェルファイアの価格帯は 655万円~892万円となっています。
●ヴェルファイア消費税込み車両本体価格 ・Z Premier 2.4ガソリンターボ:2WD:655万円 ・Z Premier 2.4ガソリンターボ:4WD:674万8000円 ・Z Premier 2.5Ⅼハイブリッド:2WD:690万円 ・Z Premier 2.5Ⅼハイブリッド:E-Four:712万円 ・Executive Lounge 2.5Ⅼハイブリッド:2WD:870万円 ・Executive Lounge 2.5Ⅼハイブリッド:E-Four:892万円
トヨタ「ヴェルファイア」は、655万円~。現金一括で買える人はそう多くないでしょう。
自動車ローンを利用して毎月返済する方法もありますが、年収に対して借入額が高すぎると審査が通らない可能性も。
借入可能額は、年収やその他の借入状況などにより異なりますが、年収の30~40%が目安と言われています。
例えば、年収400万円であれば借入可能額の上限は「400万円✕30%=120万円」~「400万円✕40%=160万円」が目安です。
ただし、前述のとおり、クレジットカードのキャッシングなど、その他の借入がある場合には総合的な判断となるためこの限りではありません。
また、勤続年数が長い、安定した企業で働いているなど、継続的な返済に問題がないと判断できれば借入可能額が「=年収」くらいまで引き上げられるケースもあります。
何に重きを置くのかは個々で異なりますので、年収から生活費を差し引いた残りのお金の中で、どれくらいを自動車ローンの返済や維持費に充当できるのかをシミュレーションした上で借入計画を立てておけると良いでしょう。
●トヨタ「ヴェルファイア」、年収400万円なら頭金を準備しよう 先述したとおり、トヨタ「ヴェルファイア」の新車価格は「655万円~」ですので、年収400万円の人がフルローンで購入することはできないと考えます。
年収の30~40%もしくは、最高で年収と同額までが借入可能額だと想定した場合、ヴェルファイアを購入するために、それぞれ以下の頭金を準備する必要があるでしょう。
年収の30~40%を借り入れる場合:535万円~495万円 年収と同等額を借り入れる場合:255万円
では、年収400万円の人が自動車ローンを利用してトヨタ「ヴェルファイア」を購入する場合の、毎月の返済額をシミュレーションしてみましょう。
●借入額:年収の35%の場合 ・購入者の年収:400万円 ・購入者の月収:33万円 ・ボーナスからの返済分:無し ・購入対象:Z Premier 2.4ガソリンターボ(2WD) ・購入価格:655万円 ・頭金:515万円 ・借入金額:140万円 ・借入期間:10年 ・借入金利(年率):3% ・返済方法:元利均等 シミュレーション結果
・毎月返済額:1万3518円 ・年間返済額:16万2216円 ・総返済額:162万5265円 ※別途、事務手数料が加わります。
●借入額:400万円(=年収)の場合 ・購入者の年収:400万円 ・購入者の月収:33万円 ・ボーナスからの返済分:無し ・購入対象:Z Premier 2.4ガソリンターボ(2WD) ・購入価格:655万円 ・頭金:255万円 ・借入金額:400万円 ・借入期間:10年 ・借入金利(年率):3% ・返済方法:元利均等 シミュレーション結果
・毎月返済額:3万8624円 ・年間返済額:46万3488円 ・総返済額:464万3732円 ※別途、事務手数料が加わります。
トヨタの人気車種「ヴェルファイア」を40歳代・年収400万円の人が購入する場合のシミュレーションを行いましたが、借入可能金額の関係で「頭金」を入れることが前提となりました。
可能な範囲内で借入金額をどこまで引き上げるのかによって、準備すべき頭金の金額は異なりますが、決して簡単に貯められるものではありません。
ご参考までに、40歳代の貯蓄事情を確認してみましょう。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」によると、40歳代の平均貯蓄額は次の通りです。
●40歳代の平均貯蓄額(二人以上世帯) 40歳代・二人以上世帯の貯蓄額は平均825万円、中央値250万円です。
・金融資産非保有:26.1% ・100万円未満:11.1% ・100~200万円未満:7.2% ・200~300万円未満:5.4% ・300~400万円未満:5.5% ・400~500万円未満:4.2% ・500~700万円未満:7.9% ・700~1000万円未満:7.3% ・1000~1500万円未満:7.4% ・1500~2000万円未満:3.8% ・2000~3000万円未満:5.2% ・3000万円以上:4.9% ●40歳代の平均貯蓄額(単身世帯) 40歳代・単身世帯の貯蓄額は平均657万円、中央値53万円です。
・金融資産非保有:35.8% ・100万円未満:14.8% ・100~200万円未満:5.9% ・200~300万未満:4.9% ・300~400万円未満:6.2% ・400~500万円未満:2.8% ・500~700万円未満:2.8% ・700~1000万円未満:3.1% ・1000~1500万円未満:7.7% ・1500~2000万円未満:2.5% ・2000~3000万円未満:4.0% ・3000万円以上:5.9% ・無回答:3.7% 二人以上世帯、単身世帯ともに、高価なアルファードを購入するために頭金を準備するのは簡単ではないことがデータからも見てとれます。
本記事では、40歳代・年収400万円の人が、トヨタの人気&高級車「ヴェルファイア」を購入できるのか、そして頭金や月々の返済額についてシミュレーションを行いました。
車の購入価格はピンキリ。車にお金をかけたくない人にとっては、トヨタのヴェルファイアはとんでもない価格といえるでしょう。
しかし、冒頭でご紹介したとおり高価格であるだけの魅力がヴェルファイアには詰まっているのです。
年収400万円でヴェルファイアを購入するには、頭金を準備する必要があり、その金額は借入金額により異なります。
返済負担においても、世帯によって事情が異なるものです。
車は購入して終わりではありません。ガソリン代や車検代、自動車保険の保険料など、さまざまな費用が必要となることも考慮して、購入を検討しましょう。
・トヨタ公式ヴェルファイア価格表 ・株式会社トヨタ自動車「新型「アルファード」「ヴェルファイア」を発売」 ・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」 ・金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」
和田 直子
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