( 134723 )  2024/02/01 13:32:56  
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自民党の本部長である岸田文雄氏と最高顧問の菅義偉氏が、派閥解消について意見が割れており、政治改革を主導するべき2人が覇気がないとの声があがっている。

刷新本部は派閥の問題を受けて作られたものであり、最高顧問の菅義偉氏は派閥の解消がスタートラインと語っているが、本部メンバーの一部が派閥の効能を説くなど、意見がバラバラである。

また、刷新本部の人選には疑問も呈されており、本部は国民の不満のガス抜きに過ぎないとの指摘もある。

(要約)

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本部長 岸田文雄(66)最高顧問 菅 義偉(75) 派閥解消に関して意見が割れている。自民党の改革を主導するべき2人なのだが、なんだか覇気がない気が…… 

 

「政治は国民のためにあるという自由民主党の立党の精神に立ち戻る必要がある。我々自民党は変わらなければなりません」 

 

【画像】自民党「政治刷新本部」 スキャンダラスなメンバーが大集結…! 

 

1月11日に行われた自民党政治刷新本部の初会合で、本部長の岸田文雄首相はこう力説したのだが――。 

 

「そもそもこの刷新本部は、安倍派を筆頭とした党内派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑を受けて作られたもの。最高顧問の菅義偉前首相が『派閥の解消がスタートライン』と話したように、自民党を大胆に改革することが目的であるはずです。 

 

ところが、刷新本部最高顧問で志公会を率いる麻生太郎元首相が別の会合で派閥の効能を説くなど早くも言っていることがバラバラ。岸田首相も、自身が率いる宏池会への思いが強いのか、派閥解消に消極的で当事者意識が全くない。本部メンバーの安倍派議員10人の中の9人は裏金疑惑の当事者。いったい何が狙いなのか……」(政治ジャーナリストの角谷浩一氏) 

 

刷新本部幹事長には隠し子問題や警察の捜査への介入疑惑が報じられた木原誠二元官房副長官、本部長代理には″ドリル優子″こと小渕優子選対委員長(50)、そして副本部長には過去に「違法デリヘル通い疑惑」で世間をザワつかせた逢沢一郎衆議院議員(69)が選出された。 

 

はたしてどういう基準で人選が行われたのか。自民党職員が匿名を条件に話す。 

 

「茂木敏充自民党幹事長(68)の指示で幹事長室の党職員が作成し、それを官邸が承認した。担当職員がメンバーのリストを作成するように命じられたのは初会合が行われた11日のわずか2日前、1月9日のことだったようで、メンバーの議員も急に知らされたと聞いています」 

 

第一回の会合に、パリ視察が観光旅行だと批判された″エッフェル姉さん″こと安倍派の松川るい参議院議員(52)が出席できなかったのにはそんな背景があったのだ。それにしたって、″いわくつき″の議員ばかり選ばなくてもよかったのではないだろうか。 

 

「小泉進次郎元環境大臣(42)ら歴代の青年局長、女性局長を中心に構成したらこうなった。『若い人から厳しい意見を頂戴した』と結論付けるためのパフォーマンスですよ。 

 

全体の構成を見ればわかりますが、実際には大派閥から多人数が、小派閥からは少人数が参加している。党職員が叩き台を作ったわけですから、国民より党内に目配りした人員になっています。結局、今回の刷新本部は国民の不満のガス抜きでしかない」(同前) 

 

岸田首相、こんなお笑い「刷新本部」で自民党が変わると本気でお考えですか。 

 

『FRIDAY』2024年2月2・9日号より 

 

FRIDAYデジタル 

 

 

 
 

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