( 135702 )  2024/02/04 12:46:47  
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明日5日(月)昼過ぎから6日(火)午前中にかけて、関東地方では南岸低気圧の影響で広い範囲で雪や雨が降る見込みです。

山沿いや内陸を中心に大雪の可能性があり、東京23区などの平地でも積雪が予想されており、交通機関に影響を与える可能性があります。

また、降雪量の予想が上がっているため、ビニールハウスや架線などへの影響や事故に備えて冬用タイヤを装着し、時間に余裕を持って外出するよう注意が呼び掛けられています。

(要約)

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画像:tenki.jp 

 

明日5日(月)昼過ぎから6日(火)午前中にかけて、南岸低気圧の影響で、関東は広く雪や雨。山沿いを中心に大雪の恐れがあり、東京23区など平地でも積雪となる見込み。明日5日(月)の帰宅時間、6日(火)朝の通勤・通学の時間は交通機関に影響の出る可能性も。お出かけの際は、時間に余裕をもって、足元に十分注意を。 

 

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明日5日(月)は、本州の南岸を低気圧が発達しながら東へ進む見込みです。 

 

このため、関東では、あす5日(月)昼過ぎから広い範囲で雪や雨が降りそうです。平地は、降り始めは雨の所が多いですが、次第に雪に変わるでしょう。6日(火)午前中にかけて、山沿いや内陸を中心に大雪の恐れがあり、東京23区など平地でも積雪となる見込みです。明日5日(月)夜の帰宅時間や、6日(火)朝の通勤・通学の時間には、交通機関に影響の出る可能性があります。お出かけの際は、いつもより時間に余裕をもって、足元に十分お気をつけください。 

 

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明日5日(月)6時~6日(火)6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で 

関東地方北部の山地         20~40センチ 

関東地方北部の平地         10~20センチ 

箱根から多摩地方や秩父地方にかけて 20~40センチ 

関東地方南部の平地         5~10センチ 

東京23区              1~5センチ 

 

その後、6日(火)6時~7日(水)6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、 

関東地方北部の山地         10~20ンチ 

関東地方北部の平地         1~5センチ 

箱根から多摩地方や秩父地方にかけて 5~10センチ 

関東地方南部の平地         1~5センチ 

東京23区              1~5センチ 

 

山沿いを中心に大雪となる所があり、予想より気温が低くなった場合には、平地でも大雪となる可能性があります。また、湿った雪が降るので、ビニールハウスなど農業施設の倒壊、架線や電線、樹木への着雪に注意してください。 

 

なお、東京23区でも積雪となる見込みです。車の運転は、冬用タイヤを装着し、タイヤチェーンを携行するようにしてください。交通機関に影響の出る可能性がありますので、最新の気象情報とともに、交通情報もこまめにご確認ください。 

 

 

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今回は、東京都心など、普段はあまり雪の降らない所で雪が降り、雪の積もる可能性があります。そこで、お出かけ前に、主に次の点に注意していただきたいと思います。 

 

(1)時間に余裕をもって行動しましょう。歩きなれた道でも、目的地に着くまでは、普段より時間がかかることが予想されます。焦って、急ぎ足になると、転倒する危険性もあります。 

 

(2)滑りにくい靴を用意しましょう。靴底がツルツルしたものや、ヒールの高い靴は、危険です。靴底に溝がついている運動靴や、登山用の靴などがおススメです。 

 

(3)歩き方のポイントを覚えておきましょう。歩幅を小さくして、地面に垂直に足を踏み出し、重心はやや前において、足の裏全体を路面につけて歩きましょう。ゆっくりとペンギンのような歩き方をするのが、おススメです。万が一、滑ってしまったら、尻餅をつくように転ぶと、頭を打ちにくくなります。 

 

(4)両手をあけておきましょう。リュックや肩掛けカバンなどを選び、可能なら、傘を持つのも避けましょう。両手を出していれば、転んだ時でも、顔や頭を守ることができます。 

 

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雪道を歩く時に転倒しないように、特に次のような場所は注意してください。 

 

1つめは、歩道橋の上や、橋の上です。地面と接していないので、地面からの熱が伝わりにくく、凍結しても溶けにくいのです。 

 

2つめは、バスやタクシーの乗り降り場所です。人の乗り降りや、車のタイヤによって、雪が踏み固められると、滑りやすくなります。 

 

3つめは、横断歩道です。多くの人や車が通ることで、雪が踏み固められやすくなるだけではありません。特に、白線部分は、水が染み込みにくく、薄い氷の膜が出来やすいのです。 

 

4つめは、地下への出入り口や、建物への出入り口です。靴の底に付着していた雪が、出入り口付近に残っていることもあります。地下へ降りる時は、段差があるため、更に危険です。 

 

転倒事故を防ぐためにも、いつもより時間に余裕をもってお出かけください。 

 

日本気象協会 本社 久保 智子 

 

 

 
 

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