( 135915 )  2024/02/04 22:56:03  
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自民党福井県連所属の国会議員4人が、自分たちの裏金問題について党員向けに説明する会合を開いた。

会合後、報道陣の取材に応じた高木氏は、多額の還流を受けたことを認めたが、引き続き頑張る考えを示し、山崎氏は責任のとり方について思案中と述べた。

他の3人もそれぞれ裏金の詳細を公表した。

出席者からは厳しい意見もあり、責任の取り方についての議論があった。

(要約)

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会合後、報道陣の取材に応じた高木毅氏=2024年2月4日、福井市大手3丁目、小田健司撮影 

 

 自民党派閥をめぐる裏金問題で、清和政策研究会(安倍派、解散)に所属していた同党福井県連所属の国会議員4人が4日、福井市内で党員向けにこれまでの経緯を説明した。出席者からは「道義的、政治的責任をとるべきだ」と厳しい声も出たという。 

 

【写真】自民・高木氏、5年で1019万円の還流 「記載漏れ」使途明言せず 

 

 会合は非公開で約1時間20分開かれた。安倍派事務総長を務めた高木毅氏(衆院福井2区)、安倍派最高顧問を務めた県連会長の山崎正昭氏(参院福井選挙区)、稲田朋美氏(衆院福井1区)、山谷えり子氏(参院比例)が出席した。 

 

 各国会議員が釈明した後、党員から意見が出された。出席者によると、「秘書がやったとしても議員が責任をとるべきだ」「責任をとらなければ、選挙で応援できない」といった趣旨の指摘があったという。 

 

 会合後、2018~22年の5年間で1019万円の還流を受けたという高木氏が報道陣の取材に応じた。党国対委員長を辞任したものの、さらに責任をとるよう求める声も党内にあるが、「厳しいご意見もあったが、腹に据えて頑張っていきたい」と述べた。山崎氏は責任のとり方について、「思案中」と語った。 

 

 高木氏以外の3人のうち、山谷氏は2403万円の裏金を公表。稲田氏はこの日の会合で、不記載と「中抜き」を含めて計196万円の還流があったことを報告したという。山崎氏は派閥から4万円の還流があったと報告があったが、詳細は確認中としている。(小田健司) 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

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