( 136281 )  2024/02/05 23:37:04  
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群馬県知事の山本一太氏が、前橋市長選挙での現職の大敗について自身のブログでコメントした。

現職を支援したが、野党系新人に大差で負けたことに驚き、保守系票や無党派層の支持を相手候補に奪われたと分析。

さらに、政治とカネの問題も影響したと指摘し、自民党にも「群馬ショック」と受け止められていると述べた。

(要約)

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山本一太群馬県知事 

 

 群馬県の山本一太知事は5日までにブログを更新し、4日に投開票された群馬県前橋市長選で、自民、公明両党が推薦した現職が、野党系新人に大敗したことについて「今回の選挙は、現職陣営の完敗だ!!(キッパリ)」とつづった。 

 

【写真】現職山本龍氏はがっくり、落選が決まり敗戦の弁を述べる 

 

 山本知事は、4期目を目指した現職山本龍氏(64)を支援したが、野党系新人の小川晶氏(41)に約1万4000票差をつけられたことに「思った以上の差がついた」と指摘。「投票率は、前回より3・77ポイント低い39・9%だった!! 投票率が4ポイント近く低下したことを見ると、今回の選挙で新人候補のブームが起こったわけではないことがよく分かる!!」と私見を示した上で「最大の要因は、(ブログシリーズでも指摘していたように)『本来なら現職候補を支持してもらえるはずの保守系の票』の一部が、相手候補に取り込まれたことだ!! 加えて、『無党派層からの支持』という点で、終始、新人候補に大きく水を空けられていたことも、主要な敗因の1つだろう」と分析した。 

 

 

 

 その上で「『政治とカネの問題』も、大きく影響した。前橋市役所で連続して発生していた一連の不祥事への有権者の怒りが、国政を揺るがしている自民党の裏金問題で、更に増幅されていたことも見逃せない事実だ」と、自民党の派閥裏金事件をはじめとする「政治とカネ」が影響を及ぼしたとの見方も示した。 

 

 山本氏は自民党参院議員を4期務め、2019年7月に知事に転身し、現在2期目。ブログには小川氏へのエールも記しつつ、「30年近い政治家としてのキャリアの中で初めて目撃した現象(保守王国での与党の完敗)」とも記した。 

 

 福田赳夫氏、中曽根康弘氏、小渕恵三氏、福田康夫氏という4人の歴代首相を生み、昭和の時代から自民党が強い地盤を築いてきた「自民王国」群馬県での与党候補大敗は、自民党内でも「群馬ショック」と受け止められている。山本氏もその「衝撃」をつづった。 

 

  

 

 

 
 

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