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15歳の張本美和が、パリ五輪の日本代表選手に決まった。

彼女は急成長し、国内外での活躍から選出された。

張本は急激な成長を遂げ、兄とともに初の卓球選手として同時に五輪代表になった。

彼女はパリ五輪での活躍を目指している。

(要約)

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パリ五輪代表に決まった張本美和 

 

 日本卓球協会は5日、都内でパリ五輪男女日本代表予定選手の各3人を発表した。女子の団体戦要員の3人目は、15歳の張本美和(木下グループ)が選出された。伊藤美誠(スターツ)は自身3度目の五輪切符に手が届かなかった。 

 

【写真】張本美和、中学の制服姿の一枚 

 

 最後のピースは急成長株の張本美に決まった。パリ五輪選考ポイントは伊藤に続く4番手。それでも昨年11月の国内選考を兼ねた全農カップ大阪大会決勝で早田ひな(日本生命)を破り優勝。今年1月の全日本選手権では女子単準優勝、ジュニア女子優勝など確かな成長を示した15歳が初の五輪切符を手中に収めた。発表会見で女子の渡辺武弘監督は「(3人目の決め手)張本選手は選考基準でうたっているようにダブルスを組めて、シングルスでもダブルスでも活躍できる選手。昨年1年間、国際大会を帯同して、戦いぶりや上位選手の成績を総合的に見ながら、今回は張本選手がふさわしいと見ました」と選考理由を語った。 

 

 張本美は「急に飛んだ」と自身でも驚く成長スピードで快進撃を続けた。22年からシニアの国際大会に本格参戦し、昨年の世界ツアーで2勝。同12月には世界ランク上位16人しか出られないWTT女子ファイナルに出場した。世界ランクは22年3月の600位台から躍進し、現在16位。22年に始まったパリ五輪の国内選考会でも、世界で活躍する早田や伊藤、平野美宇(木下グループ)らとの対戦機会も増え、全てを糧にしてきた。女子日本代表の渡辺武弘監督も「予想外に力をつけてきた」と評価していた。 

 

 5歳上の兄・智和との卓球界で初の「きょうだい五輪」が現実になった。兄は男子の五輪選考レースで首位を独走し、すでに2枠のシングルス代表権を確実にしている。智和は当初「(妹との同時選出は28年)ロス(五輪)かな」と予想していたが、張本美は短いスパンで兄の想像を超える躍進を見せた。パリ五輪開幕まで約5か月。「一番の目標はパリ五輪」とさらなる飛躍を見せ、初の大舞台で輝く。 

 

 ◇張本美和(はりもと・みわ)2008年6月16日、仙台市出身。15歳。元選手でコーチの父・宇さん、母・凌さんの影響で兄・智和に続いて卓球を始め、3歳で大会に初出場。小学生以下の全日本選手権で2度優勝。22年からシニアの国際大会に参戦し、昨年4月の世界ツアー、フィーダーアンタルヤで初優勝。Tリーグは木下アビエル神奈川に所属。右シェークドライブ型。身長166センチ。 

 

 ◇パリ五輪への道 計6度の国内選考会や世界選手権、Tリーグなどに独自の選考ポイント(P)を付与し、全日本選手権後までの2年間で獲得P上位2人をシングルス代表で早田と平野に決定。団体戦要員の3人目は、シングルス代表との戦型やダブルスの相性も考慮し、強化本部推薦で決定。16日開幕の世界卓球団体戦(韓国)で8強に入れば、団体とシングルスの2つの出場枠を手にし、正式に代表に決まる。 

 

報知新聞社 

 

 

 
 

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