( 137211 )  2024/02/08 15:11:04  
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フィギュアスケーターのカミラ・ワリエワが2022年北京五輪期間中にドーピング問題で4年間の出場停止処分を受けた。

スポーツ仲裁裁判所(CAS)が祖父が作ったイチゴのデザートから禁止物質が摂取された可能性を報告し、他には証拠がないと述べた。

その報告書で禁止薬物トリメタジジン(TMZ)の摂取経路についても詳細が記載されている。

(要約)

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カミラ・ワリエワ【写真:Getty Images】 

 

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は7日(日本時間8日)、2022年北京五輪期間中にドーピング問題が発覚し、4年間の出場停止処分を受けたフィギュアスケートのカミラ・ワリエワ(ロシア)が禁止物質を摂取した経路の詳細などを発表した。祖父の作ったイチゴのデザートが理由になったと疑い。祖父の主張を交え「その他に証拠はない」と報告した。 

 

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 ワリエワは2021年12月のロシア選手権で採取された検体から禁止薬物トリメタジジン(TMZ)が検出され陽性となったことが発覚。大騒動に発展していた。CASは今回の報告書内で「ロシア国内選手権でサンクトペテルブルクにアスリート(ワリエワ)が向かう前、ソロビヨフ氏(ワリエワの祖父)はイチゴのデザートを調理した」と説明。こう続けている。 

 

「ソロビヨフ氏は、調理中に薬を意図せずデザートの中に落としてしまったか、薬を砕くのに使っていたまな板を使って調理したため、TMZの残りがデザートに混入したのだと信じている」「TMZの摂取元がイチゴのデザートであるという根拠はソロビヨフ氏の主張のみ。その他に証拠はない。また、彼が当時TMZを使用していたという証拠も、彼の主張以外の証拠がない」 

 

 CASは1月29日にワリエワの2021年12月25日以降すべての競技結果を失格とし、同日から4年間の資格停止処分を発表。その後、国際スケート連盟(ISU)は北京五輪フィギュアスケート団体で1位だったロシア・オリンピック委員会(ROC)のワリエワ個人の成績のみを取り消すことを発表。銀メダルだった米国が金メダルに、銅メダルだった日本が銀メダルに繰り上がり、ROCは総合得点54で銅メダルになった。 

 

THE ANSWER編集部 

 

 

 
 

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