( 138406 ) 2024/02/12 13:29:04 1 00 SNSでは、最近話題になった動画があり、スポーツ経験のない男性を批判する内容で、それに続く一連のフレーズが広まっている。 |
( 138408 ) 2024/02/12 13:29:04 0 00 AdobeStock
SNSでは日々、新たな「ネットのおもちゃ」が生まれている。最近話題になったのが、スポーツ経験のない男性を煽る動画だ。「スポーツやってない男はマジで危機感を持った方がいい」という主張から始まるこの一連のフレーズは、多くのインフルエンサーにその「型」をパクられ、瞬く間に拡散していった。
ネット論客のポンデベッキオ氏は「ネタにされてはいるものの、実際にスポーツマンがモテる現実は厳然としてある」と主張するーー。
ツイッター(現:X)とTikTok、水と油、決して交わってはいけない2つのSNSが交差するとき、そこには火柱が上がる。
先日、ツイッターに投げ込まれたTikToker男性の動画が大きな話題となった。その内容は立派なアゴをした見るからに鍛えてそうな若い男が、
「スポーツやってない男はマジで危機感を持った方がいい。戦って勝ち負けや挫折を経験していない男は生き物として弱い。理不尽な世の中に対する耐性もない。お前らが最後に腹から声出したのいつ? ぼそぼそ喋ってんじゃねぇよ。そんなんでモテるわけねぇだろ!」
と陰キャ帰宅部弱者男性たちを煽り倒すというものだ。その動画を見たツイッターの陰キャ帰宅部男性たちは激怒し、「スポーツマンなんて犯罪者予備軍!」「鍛えた身体でやることと言えば暴力行為だけ!」「健全な精神は健全な肉体に宿るって話は実は内容が誤解されていて~~」と様々な非難の声が集中砲火されることとなった。
筆者もあの動画は流石に帰宅部男性を煽りすぎているし、別にスポーツ以外でも理不尽に対する耐性を身につけ挫折を経験する場所はいくらでも存在する。カラオケが好きなオタクは毎週腹から声を出しているだろう。
しかし、である。学生時代を思い出して欲しい。モテる男は何だかんだスポーツマンが多かったのではないだろうか?男の動画の是非はともかく、「スポーツ経験者は女性に好印象を持たれやすい」ということは紛れもない事実だ。
筆者の周りを見渡しても、学生時代に部活をガチってた男子や社会人以降に何らかのスポーツに打ち込んでいた男性はみな彼女を作り結婚した。100%である。スポーツマンで高齢童貞の男性を見たことがない。イケメンでなくても高収入でなくても、みな女性との交際経験を経て今では立派な父親になっている。スポーツは間違いなく男性のモテ力をアップさせてくれる効能があるのだ。
では具体的に、スポーツを経験することでなぜ男は女性にモテるようになるのであろうか?
まず最初に、スポーツに打ち込むことで得られやすく、最もわかりやすいメリットの一つが体系・外見の改善である。ほぼすべてのスポーツでフィジカルを鍛えることはセットになっている。走り込みやウエイトトレーニング、競技練習を行う過程で無駄な脂肪は減り筋肉が増えていく。
婚活業界で最も女性から敬遠される外見的特徴の一つは“肥満”である。筋肉のつき方には個人差があるが、スポーツを真剣にやってさえいれば、少なくとも肥満体験に悩まされる心配はないのだ。さらに顔つきもテストステロンの影響で凛々しいものに変わっていく。厳しいスポーツは「チー牛」を「ツーブロックゴリラ」に変貌させる。
次に得られるものがメンタルのタフさである。モテに関して言えば外見の改善以上に効果がある。肉食系女子などという言葉があるが、令和の今も女性の99%は恋愛に関してガン待ちである。男性が攻めなければカップルは成立しないし結婚もできないのである。
スポーツで理不尽な目にあい、挫折を繰り返し味わうことで失敗への耐性とリカバリーの早さが身についていくのである。このタフさ、図太さを身につけることが出来れば、女性にフラれても凹まずにどんどん次にアタックできるようになっていくのだ。
モテる男とモテない男の最も大きな差は試行回数の差である。モテる男のほとんどは付き合った女の数以上に、たくさんの女からフラれているのである。『女性にアタックして嫌われたらどうしよう』『フラれたら嫌だな』そう思って地蔵になっている帰宅部チー牛男子と、『フラれても次行けばいいでしょ!』と、どんどん声をかけるスポーツマンゴリラ、どちらがより多くの女性と交際できるのかは一目瞭然だ。
3つ目がリーダーシップだ。運動部に入ると必ず1年、2年、3年生の立場を経験することになる。下っ端の1年から始まり、下を指導しながら上の顔色を伺う2年を経て、上役として下をまとめ上げる3年に上っていく。この権力の縦移動によって2年、3年時に下級生をまとめて引っ張る経験を積むことができ、そこで最低限のリーダーシップを身につけることが出来るのである。
学校の部活の優秀なところが“能力に関わらずこの権力の縦移動を全員が経験できる”ことだ。サークルや仕事の場合、その人が持つ能力の良し悪しが職歴、経験、年齢以上に権力構造に直結してくる。バイト歴10年でも品出ししかできないおっさんが正社員2年目の若手くんに偉そうに指導することはできない。しかし部活であればスタメン選手、ベンチウォーマー、声出し要因、どれも等しく3年生になれば後輩に先輩として指導する立場を得ることができる。
運動部で3年間頑張ることで、大人しいチー牛タイプの男子も弱者男性デトックスをすることができるのだ。女性は自分より格上の男性を求める傾向がある。女性からリーダーシップを求められる場面で、「どうしたい?」「何がしたい?」「君が決めていいよ」と受け身になって何も決められない男性は頼りない男のレッテルを張られて愛想をつかされてしまう。運動部経験者の男子は1,2年を引っ張る経験を3年の時にしているからこそ、責任を持って決断コストを引き受けることが出来るのだ。
4つ目のスポーツを通して手に入る男の人生で最も大切なもの、それが自信である。最もモテないのは自信がない男性である。自分に自信が持てずに相手の顔色ばかり伺ってしまう弱者男性は、女性はおろか男性からも見下されてしまう。
すこやかな幼少期を過ごし、先天的な自己肯定感を手に入れた人間には及ばないのかもしれないが、心身を鍛えて勝ち癖をつけることで、男は後天的にでも自己肯定感を高めることができる。失敗や敗北が前提にあるスポーツはその機会を得るのにもってこいなのだ。スポーツの世界であれば何度負けても大丈夫だが、仕事で繰り返し失敗をしていては首になってしまう。失敗から学び、努力して能力を伸ばして勝利する。PDCAサイクルの回し方を学ぶのにスポーツはとても効果的だ。
最後にスポーツが与えてくれるもの、それが仲間である。スポーツでともに汗を流したチームメイト、仲間は生涯を通した仲間となる。スポーツに取り組むことで女性との人間関係だけではなく、同性同士での関係性も築くことが出来るのだ。
スポーツを頑張っていたのに致命的にコミュ力がなくシャイなので女性に自分からアプローチできない。そんな男性も筆者の身近にいたが、モテる先輩たちの紹介で何人かの女性と付き合い結婚に辿り着いた。モテる男友達が沢山いることはモテの分野で非常に大きな強みなのだ。
スポーツ経験者の方がモテの分野で有利なのは紛れもない事実である。モテないことが悩みの男子は、思い切ってスポーツに挑戦して腹から声を出してみるのがおすすめである。
ポンデベッキオ
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