( 139426 ) 2024/02/15 14:21:27 1 00 RIZAPグループは、コンビニジム「chocoZAP」での事業が11月から単月黒字化し、全体的な黒字化に成功したことを発表した。 |
( 139428 ) 2024/02/15 14:21:27 0 00 無人のコンビニジム「chocoZAP」。長く投資フェーズにあった同事業が、黒字化した。
RIZAP(ライザップ)グループは2月14日、2024年3月期第3四半期決算を発表した。
【全画像をみる】チョコザップが「単月黒字化」。ライザップG、通期予想で赤字幅を縮小
通期業績予想の上方修正も公表し、営業損益を当初の赤字45億円から赤字18億円へと、赤字幅を圧縮した。売上高にあたる売上収益に変更はない。
上方修正の要因は、コンビニジムの「chocoZAP(チョコザップ)」事業が11月から単月黒字に転じたことなどから、グループ全体で第3四半期単独ながら11億7700万円の営業黒字になったため。第4四半期も「増益幅拡大の見通し」をうたう。
なお、第3四半期までの累計では、売上高1229億8800万円(前年同期比6.7%増)、営業損益47億6900万円の赤字、純損益は76億9100万円の赤字となっている。
「登山だとまだスタートラインに立ったレベル。前例がないサービスにチャレンジしたので、実際これは黒字化するのか? という意見や不安もいただいていました。一つの区切りとして黒字転換ができたという意味で、やっと入口に立ちました」
ライザップグループの瀬戸健社長は、決算説明会の冒頭でこう報告した。
コンビニジムのチョコザップ事業は、2023年11月度から単月黒字を達成し、当初の計画よりも4カ月早く黒字化した。
黒字化を前倒しできた理由として、大量出店によって1店舗当たりの出店コストが抑えられたことや、各店舗に想定より多くの会員がついたことで投資回収スピードが加速したことなどを挙げる。
チョコザップは、2024年2月14日時点で店舗数1333店、会員数は112万4000人(アクティブ会員のみ)に達している。
一方で、無人の24時間ジムであるチョコザップでは、かねてから衛生面の課題や「マシンの故障が多い」といった課題もあった。第4四半期(2024年1~3月)では、積極的に進めてきた出店を一時的に抑制し、品質の向上により力を入れていくという。もちろん、通期決算に向けた赤字幅の抑制の意味もあるだろう。
チョコザップは、他のトレーニングジムとは異なる独自の進化を遂げている。
サービス開始当初から、セルフエステマシンなどの美容サービスを備えていたことが話題になったが、2023年の秋には新たにセルフネイルやセルフホワイトニングの機器などを全店舗に導入することを発表。結果、新サービス導入店舗と未導入店舗では、導入店舗の方が来館回数・利用者数、入会者数・退会率の全てが向上したという。
土屋咲花
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