( 140291 )  2024/02/17 23:11:40  
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17日、沖縄県庁で木原稔防衛相と玉城デニー知事が会談。

普天間飛行場の辺野古移設について意見が一致せず、玉城知事は工事中断と対話を求めたが、木原氏は移設を唯一の解決策と主張。

木原氏は基地負担軽減を重要課題として進める考えを示し、玉城知事は民意を尊重するよう求めた。

会談後、木原氏は対話継続を述べ、玉城知事は普天間飛行場負担軽減推進会議の開催を要請し、木原氏は検討する意向を示した。

(要約)

( 140293 )  2024/02/17 23:11:40  
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木原稔防衛相(左)に要望書を手交する沖縄県の玉城デニー知事=17日午後、同県庁 

 

 木原稔防衛相は17日、沖縄県庁で玉城デニー知事と会談した。 

 

 米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設について、木原氏は「日米同盟の抑止力と普天間飛行場の危険性を考えた時に、辺野古移設が唯一の解決策だ」と述べ、改めて理解を要請。玉城氏は工事の即時中断と対話による解決を求め、折り合わなかった。 

 

【写真】会談する木原稔防衛相(左)と玉城デニー沖縄県知事 

 

 玉城氏は、「過去3回の知事選挙や県民投票で明確に示された民意をしっかりと受け止めてほしい」と強調。木原氏は、基地負担軽減を「政権の最重要課題の一つ」として全力を挙げる考えを示した。自衛隊の南西防衛強化にも触れ、「沖縄の地元の皆さまに丁寧に説明しながら進めたい」と述べた。 

 

 辺野古移設を巡っては、防衛省は知事の権限を国が行使する「代執行」手続きを経て、1月に辺野古沿岸部の新たな区域で着工。県側は強く反発している。会談後、木原氏は記者団に「対話継続」では一致したと述べた。 

 

 玉城氏は、政府と県などでつくる「普天間飛行場負担軽減推進会議」の開催を要請したと記者団に明かした。木原氏は検討する意向を示したという。  

 

 

 
 

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