( 140501 ) 2024/02/18 14:14:35 1 00 バイデン米大統領は、ウクライナ軍がロシアとの戦いでアブデーフカから撤退を余儀なくされたことについて、米議会でウクライナ支援法案が遅れていることを非難した。 |
( 140503 ) 2024/02/18 14:14:35 0 00 Photographer: Kostiantyn Liberov/Libkos/Getty Images
(ブルームバーグ): バイデン米大統領は17日、ウクライナ軍が東部ドネツク州アブデーフカから撤退を余儀なくされたのは、ロシアと戦うウクライナを緊急支援する法案の承認が米議会で遅れていることが理由だとし非難した。
議会での数カ月にわたる党派間の対立により、米国のウクライナ向け追加支援が滞っている。ウクライナの物資が不足する中、バイデン氏はウクライナのゼレンスキー大統領と共に連邦議員らに法案を早急に通過させるよう強く訴えた。
バイデン氏はゼレンスキー氏と電話会談し、継続的な対ウクライナ支援への米国のコミットメントを強調。その後、ホワイトハウスは「議会の不作為の結果、物資が減少し、兵士の弾薬が制限され、ロシアが数カ月ぶりに顕著な利益を得ることになった」とする声明を発表。
バイデン氏はウクライナ軍に補給を行うための法案を「議会が緊急に可決する必要性を強調」したとしている。
米上院は13日、ウクライナとイスラエル、台湾に対する950億ドル(約14兆3000億円)の支援を数カ月遅れで承認。ただ、共和党が主導権を握る下院で、この法案が可決されるかどうかは依然として不透明だ。
米上院、ウクライナ支援法案を承認-下院の支持厳しい見通し
ウクライナ軍は東部の要衝アブデーフカからの撤退を17日に発表した。ゼレンスキー氏は同日、訪問先のドイツで開かれている「ミュンヘン安全保障会議」で演説し、ウクライナ軍を支援するよう同盟国にあらためて呼びかけ、「ウクライナを大砲や長射程兵器の人為的な不足状態とし続けることが、プーチンに戦争の激化への適応を許している」と主張した。
ゼレンスキー氏はミュンヘンでハリス米副大統領とも17日に会談した。
原題:Biden Says Ukrainian City’s Fall Shows the Cost of US Aid Delays (抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Josh Wingrove
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