( 140686 )  2024/02/19 00:02:15  
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北陸新幹線は現在、敦賀から新大阪まで延伸する計画があり、全線開業を目指しているが、具体的な進展はない。

北陸と大阪を結ぶ交通が不透明なままであり、関西と北陸の関係が希薄になるかもしれない。

現在、敦賀から新大阪までの延伸について、具体的な工程や開業時期は未定である。

関西では全線開業の実現を求める声があり、政府との協議も行われているが、まだ展望が立っていない。

(要約)

( 140688 )  2024/02/19 00:02:15  
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北陸新幹線のルート 

 

北陸新幹線は敦賀―新大阪間の延伸による全線開業が計画されているが、実現は不透明なままだ。今後、北陸と東京の交流が拡大する一方で大阪への延伸が実現しなければ、北陸と関西の関係性がさらに希薄になる恐れがある。 

 

【写真】金沢―敦賀間延伸開業日の北陸新幹線の切符を求め、敦賀駅で並ぶ人たち 

 

敦賀―新大阪間の延伸をめぐっては、政府がかつて与党に対し、「仮に令和13年度に着工できれば、完成は28年度になる」との想定を示したことがある。ただ、政府関係者は「現時点では着工の時期も見通せず、28年度の開業との見通しも立たない」と語る。 

 

北陸新幹線は東京―大阪間を結ぶ路線として昭和48年に整備計画が定められた。東京―敦賀間の開業で全体の約8割が完成するが、残り約140キロの敦賀―新大阪間は詳細なルートも決まっていない。沿線となる予定の自治体では環境への影響を危惧する声もあり、駅やルートを決めるための調査も難航しているのが実態だ。 

 

関西財界は早期の全線開業実現を求める運動を続けている。令和元年には大阪延伸の実現を求める官民合同の協議会を設立。代表に就いた大阪府の吉村洋文知事は「オール大阪で国に働きかけていく」と述べた。 

 

また、沿線となる予定の京都市では、今年2月4日投開票の市長選で元官房副長官の松井孝治氏が初当選。大阪延伸に向け事態が動き出すのではないかとの期待も福井県内から上がっている。(黒川信雄) 

 

 

 
 

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