( 140961 )  2024/02/19 22:46:34  
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2024年2月に行われた毎日新聞の世論調査では、岸田文雄内閣の支持率が前回調査より7ポイント減少し、14%に低下した。

不支持率は前回より10ポイント増の82%となり、政権の支持率が過去最低となった。

これは2009年以来の低い水準であり、1947年以来初めて内閣支持率を尋ねた調査で不支持率が80%を超えた。

内閣支持率低下にも関わらず、岸田首相は落ち着いた態度を崩さず、政治活動を続けている。

岸田首相は以前「火の玉となって自民党の先頭に立つ」と表明していたが、その後の言動や対応から国民の失望を招いた。

その結果、批判が高まり、首相は不支持率82%という状況で「火だるま」状態に陥った。

(要約)

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 毎日新聞が2月17、18日におこなった全国世論調査の結果は、衝撃的だった。 

 

 岸田文雄内閣の支持率は、1月27、28日実施の前回調査から7ポイント減の14%。これは政権発足以来最低だ。そして自民党幹部が『毎日さんの世論調査は厳しい数字になることが多いけど、この数字はさすがに驚かされました』と指摘するのが、不支持率だ。前回調査から10ポイント増の82%。10人中8人が、政権に「NO」を突きつけたことになる。 

 

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 さらに同紙は「調査方法が異なるため、単純比較はできないが、内閣支持率14%は、2009年2月の麻生内閣(11%)以来の低い水準。また、不支持率が80%を超えるのは、毎日新聞が世論調査で内閣支持率を初めて質問した1947年7月以来、初めて」と報じている。 

 

「当然ですが、82%という数字は岸田首相もご存知のはずです。しかしこれまでも『支持率には一喜一憂しない』と言っていたように、報道された翌日の19日も表情に変わりはなく、ウクライナのシュミハリ首相との会談では、談笑していました」(政治担当記者) 

 

 そうしたなか、思い出されるのが「火の玉」発言だ。 

 

「2023年12月13日の記者会見で、岸田首相は『火の玉となって自民党の先頭に立ち、取り組む』と決意表明しました。そのころ、自民党は派閥の政治資金パーティーの裏金問題が発覚して、世間から批判の嵐を受けていました。信頼回復への決意を『火の玉』に込めたのですが、その後も『調査を指示しました』『丁寧に確認するように指示しました』など、他人事のような発言に終始して、国民をあきれさせました」(永田町関係者) 

 

 それから2カ月、岸田首相は不支持率82%という不名誉なことで“火だるま”状態になり、図らずも「火の玉」になってしまったようである。 

 

「岸田首相には酷かもしれませんが、初めての『有言実行』ではないでしょうか。国産新型ロケット『H3』の打ち上げが成功したとき、岸田首相は自身の公式Xに《宇宙分野においてこのように素晴らしい成果が得られたことは、大変喜ばしいです》とポストしましたが、これに《あなたも何かを成し遂げて下さい》と返されていました。すると今度は《岸田首相はすでに最低支持率を更新するという偉業を成し遂げています》と皮肉のメッセージまで寄せられていました」(週刊誌記者) 

 

 これではまるで、大喜利のネタである。このまま、岸田政権は火の玉となって燃え尽きてしまうのだろうか。 

 

 

 
 

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