( 141266 )  2024/02/20 14:45:35  
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神戸市の神戸徳洲会病院で患者が適切な治療を受けられずに死亡する問題が相次いだため、神戸市は病院に医療法に基づく改善命令を出した。

具体的には、70代男性患者が糖尿病であることを見落とされ、インスリンの投与を受けず死亡したケースがあり、遺族には誤った説明がなされていた。

これに加え、他の医療ミスにより多くの患者が亡くなっており、市は医療安全体制の強化を求めていた。

病院が改善を見せないため、より厳しい改善命令が出された。

これは兵庫県内で初めての出来事で、病院は改善に取り組む姿勢を示している。

(要約)

( 141268 )  2024/02/20 14:45:35  
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神戸徳洲会病院(神戸市) 

 

神戸徳洲会病院で患者が適切な治療を受けられずに死亡するなど問題が相次いでいることを受け、神戸市は病院に医療法に基づく改善命令を出しました。 

 

■【動画で見る】患者死亡相次ぐ神戸徳洲会病院に改善命令 糖尿病患者がインスリン投与受けられず死亡など 

 

神戸市によると、神戸徳洲会病院に新型コロナの感染で入院していた70代の男性患者が、去年9月、糖尿病であることを見落とされ、数日間インスリンを投与されず、入院から10日後に死亡しました。 

 

男性の主治医は院長で、亡くなる直前にカルテに記載された持病の糖尿病を見落としていたことに気づいたものの、遺族には死因を「肺炎」と説明していました。 

 

院内では医療事故の疑いがあるとして調査委員会が開かれましたが、結論は出されず、十分な検証も行われていませんでした。 

 

病院をめぐっては、ほかにも1人の男性医師によるカテーテル処置の後に11人の患者が死亡し、神戸市が去年8月、病院にカルテの管理を徹底するなど医療安全体制について行政指導を行っていました。 

 

神戸市は、その後も病院の体制の改善がみられないことから、より重い「改善命令」に踏み切りました。 

 

改善命令は病院側に対策などを具体的に記した「改善計画書」の提出を求めるもので、定期的に立ち入り調査も行われ、命令に従わなければ業務停止などの処分の対象となります。 

 

兵庫県内で、医療法に基づく改善命令が出されるのはこれが初めてで、病院側は市に対し「改善に向けてちゃんとやっていく」と話したということです。 

 

関西テレビ 

 

 

 
 

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