( 141581 )  2024/02/21 14:35:18  
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元米国連大使のヘイリー氏は、2024年の大統領選共和党候補指名争いで、トランプ前大統領やその支持者からの圧力にも屈しない姿勢を示し、候補指名争いに留まることを明らかにした。

ヘイリー氏は、自らの政治的将来やトランプ氏との関係については心配しておらず、トランプ氏とバイデン大統領の再戦を米国人が望んでいないと指摘した。

ヘイリー氏は副大統領候補になることを期待して選挙戦に残るわけではないと説明している。

(要約)

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ヘイリー元米国連大使 

 

(ブルームバーグ): 2024年米大統領選の共和党候補指名争いを巡り、ヘイリー元米国連大使は、24日のサウスカロライナ州予備選の結果にかかわらず、選挙戦にとどまる方針を示した。トランプ前大統領や同氏の支持者からの圧力には屈しないと述べた。 

 

ヘイリー氏は20日にサウスカロライナ州グリーンビルで行われた集会で「トランプ氏の報復は恐れていないし、同氏から何も求めていない。私自身の政治的将来も全く心配していない」と述べた。同氏の選挙陣営は今回の集会について、共和党候補指名争いの状況を巡る重要な演説が行われると説明していた。 

 

同氏が今撤退すれば、大統領選本選はトランプ氏とバイデン大統領の争いになるだろうが、それは多くの米国人が望んでいないことだと述べた。 

 

「米国人が重症の『バイデン・トランプ疲れ』に苦しむとの報道が広がるだろう」と同氏は指摘。「驚くべきことに国民の7割がバイデン氏とトランプ氏の再戦を望んでいない。米国人の大多数は1人の候補者だけを嫌っているのではない。両方を嫌っているのだ」と述べた。 

 

同氏は今回の演説で撤退を表明するとの観測について、「全くそんなつもりはなく、その理由を伝えるためにここに来た」と述べた。 

 

また、トランプ氏の副大統領候補に選ばれることを期待して選挙戦に残るわけではないと説明。トランプ氏は以前、ヘイリー氏を候補から除外していると述べていた。 

 

ヘイリー氏が知事を務めていたサウスカロライナ州の予備選を控え、世論調査ではトランプ氏が支持率で同氏を25ポイント余りリードしている。 

 

ヘイリー氏は20日にAP通信に対し、少なくとも予備選が集中する3月5日の「スーパーチューズデー」までは選挙戦を続ける方針だと語っていた。 

 

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原題:Haley Vows to Stay in Race, Says She Doesn’t Fear Trump Pressure(抜粋) 

 

(c)2024 Bloomberg L.P. 

 

Christian Hall, Hadriana Lowenkron 

 

 

 
 

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