( 141926 )  2024/02/22 14:53:33  
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『ダウンタウン』の松本人志に対する告発が増え、彼を擁護する声が減っている中、松本が関わっていた芸人たちも批判されている。

松本をアテンドしたとされたたむらけんなどは否定しているが、女性がどう感じたかが重要だと指摘されている。

周囲の芸人たちも批判を浴びる中、何か知識や特典を受け取っていた可能性もあるとし、彼らをかわいそうという声に疑問が残る、という内容が報じられた。

『爆笑問題』太田光は、周りの芸人たちが困っている状況にいると心配し、自助・共助・公助の重要性を強調している。

(要約)

( 141928 )  2024/02/22 14:53:33  
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ついに3月から裁判が始まる『ダウンタウン』松本人志。女性をアテンドした芸能人たちは…… 

 

『週刊文春』に11人もの告発者が出てきた『ダウンタウン』松本人志。さすがにもう彼を擁護する者は少ないようだ。 

 

【画像】すごい…!松本人志 乱痴気不倫飲み会「衝撃のウマ乗り」内部写真…! 

 

だが、一緒になって遊んでいた取り巻き芸人たちの“言いわけ”がましい発言と、彼らを擁護する声には違和感をおぼえる。 

 

松本の“アテンド役”と報じられた、米ロサンゼルス在住のお笑いタレント・たむらけんじは1月30日(日本時間31日)に配信したラジオ番組で、 

 

「僕たちが大阪でしていた飲み会は、性接待、上納システム、こういうのを目的とした飲み会では絶対にないです」 

 

と、性的行為を目的とした飲み会ではないと、記事の内容を改めて否定した。さらに 

 

「僕たちが女性を物のように扱って、物のように上納しているという書かれ方をしてるんですわ。それは絶対に違うっていう。ここだけは本当に強く否定させていただきたいです」 

 

と主張した。 

 

たむけんが“そんなつもりじゃなかった”と言っても、女性がどう感じたかだ。 

 

「名前は明かせないけどVIPが来る」 

 

と言われても、みんながみんな松本のファンではないだろう。彼が現れて、 

 

「帰るわ」 

 

と思う女性だっているだろう。それだけでも、 

 

「女性たちを楽しんでもらいたくて」 

 

は当てはまらないのでは。 

 

『文春』第1弾でアテンドを報じられた『スピードワゴン』小沢一敬にしてもしかり。所属事務所は 

 

「スピードワゴン小沢一敬はこれまで通り活動を続けてまいります。なぜならば、小沢の行動には何ら恥じる点がないからであります。一部週刊誌の報道にあるような、特に性行為を目的として飲み会をセッティングした事実は一切ありません」 

 

と、コメントを出したが、数日後には活動休止を発表。 

 

「恥じる点がない」 

 

のではなかったのか……。 

 

だが、彼らを擁護する声はなくならない。 

 

《絶対権力を持っている先輩に頼まれたら断ることはできないだろう》 

 

《彼らは仕方なくやらされていたのだから、可哀そう。彼らに罪はない》 

 

擁護する理由は概ねそんなところなのだが、中高生じゃあるまいし、大の大人だ。 

 

しかも、生き馬の目を抜くと言われる芸能界で生きている。本当に嫌なら断ればいいだろう。実際に断った芸人もいるのだから。 

 

それによって、何か不利益を被ることがあれば、事務所に訴えればいい。事務所が何もしてくれなかったら、それこそ週刊誌に告発し世間に知らしめればいい。 

 

どんなに権力を持っている芸人がいたとしても、今は忖度するテレビ局はまずないだろう。そんなことをすれば、すぐに外に漏れてしまいテレビ局も叩かれてしまう。 

 

本当のところは自分たちも楽しんでいたのではないだろうか。 

 

何か恩恵を受けていたか、おこぼれに預かっていた可能性も捨てきれない。そんなアテンド芸人たちを、なぜ“かわいそう”と言えるのか。 

 

『サンデー・ジャポン』(TBS系)でMCの『爆笑問題』太田光は、松本の周りの芸人たちに対して、 

 

「今ちょっと心配なのは、あそこに出てくる他の芸人たちが、今どうしていいんだかわからない状態に追い込まれてるんじゃないかと思う」 

 

と彼らの置かれた状況を推測しながら、 

 

「よく自助・共助・公助って言うじゃないですか。それは災害のときの鉄則なんだけど、やっぱり自分が助けてほしい、自分が助かりたいと意思表示しないと。まわりが助けようと思っている、いくら思ってても、助けられないからね」 

 

とアドバイスした。災害被災者と同じと考える感覚はどうなのか。 

 

たとえ法律に触れなくても、世の中にはやってはいけないことがたくさんあるだろう。彼らも大人ならそれくらいは解っているはずだ。関西弁で、 

 

「大概にせいよ」 

 

という言葉があるが、何事にも限度はあるはず。誰に責任があるかなどとつべこべ言ってないで、 

 

「報道には事実と異なる部分はありますが、女性たちに不快な思いをさせる結果となったことを反省し、深くお詫びします」 

 

と、謝罪してしまった方がどれだけイメージがいいか。 

 

結局たむけんは、頼りにしていた先輩の上沼恵美子にもバッサリ切られてしまった。 

 

ジタバタしていると、ますます不利になることに気づいていないのだろうかーー。 

 

文:佐々木博之(芸能ジャーナリスト) 

宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者になる。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。現在はコメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中 

 

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