( 144166 )  2024/02/29 12:30:35  
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2025年に開催される大阪・関西万博に参加する各国が建設するパビリオンの建設が遅れており、多くの国が完了予定日に間に合っていないことが明らかになった。

万博協会は建設工程を10月まで延期したが、新たな想定も早くも形骸化している。

タイプAの建設に関わる国は7カ国のみで、他の国は工事完了予定日が何ヵ月かズレている状況である。

(要約)

( 144168 )  2024/02/29 12:30:35  
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大阪・関西万博に向けて整備が進む大阪市の夢洲 

 

 2025年大阪・関西万博に参加する海外各国が自前で建設するパビリオン「タイプA」を巡り、日本国際博覧会協会(万博協会)が2月に公表した最新の建設工程に、複数国が間に合わない状況であることが分かった。各国関係者が28日明らかにした。協会はタイプAの建設遅れに対応するため、建築工事完了時期を従来の今年7月から10月に3カ月遅らせたばかりだが、新たな想定が早くも形骸化している。 

 

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 協会幹部は取材に「(最新工程は)あくまで目安だ」とし、開幕日に間に合うように準備を進めていると強調している。 

 

 タイプAは当初、60カ国(56施設)が予定。このうち着工に必要な行政手続きの完了が確認できたのは、28日までにシンガポール、アイルランド、サウジアラビアなど7カ国のみ。最も工程が進んでいるグループだが、大阪市に提出した関連書類では、建築工事を終える工事完了予定日を、6カ国が11月9日~25年3月31日、中国は開幕日の25年4月13日と記載している。ある国の関係者は「万博協会の見通しは甘いのではないか」と話した。 

 

 

 
 

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