( 145116 )  2024/03/03 00:19:55  
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日経平均株価が最高値を更新した2月から3月にかけて、市場に波乱が起きる可能性が指摘されている。

株価は一時下落した後、再び上昇しており、専門家は利益確定を狙う投資家や買い遅れた投資家の思惑が交錯していると分析している。

3月は企業の決算期末と配当権利の関係で、個人投資家が高配当株を買う動きが強まる一方、機関投資家は持ち高の調整を行う可能性があるため、市場は波乱を予想されている。

情報元:ABEMAヒルズ(要約)

( 145118 )  2024/03/03 00:19:55  
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株式市場の今後の動きは 

 

 日経平均株価がバブル期に付けた史上最高値を更新した2月。更新の報道が連日飛び交っているが、専門家は3月の株式市場に波乱が起きる可能性を指摘している。 

 

【映像】専門家「3月は波乱の展開になるかもしれない」 

 

 2月29日の日経平均株価は売りが先行し、一時300円以上値を下げ、3万9000円を割り込んだ。しかし、すぐに切り返すと売り買いが交錯。午後になると一本調子で値を上げ前日の終値を一時上回る場面もあり、終値は41円84銭安い3万9166円19銭だった。 

 

 この状況について専門家は次のように話している。 

 

「底堅さを確認した1日ですね。史上最高値を更新した後なので当然利益を確定しておきたいという人もたくさんいる。(株価上昇が)あまりに速いスピードで買いそびれている買い遅れている人もいる。だからちょっと下がったところは買いたい。両方の思惑が拮抗して、ここでは売り買い交錯しやすい状況なんですね」(マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木隆さん、以下同) 

 

 今後の動きはどうなるのだろうか。 

 

「3月は企業の決算期末なので、3月の期末に株主になっていると配当を受け取る権利や、株主優待が受けられる権利などがある。そうすると個人投資家は高配当株を買うような動きが一段と強まって、それが全体の底上げにつながり、一段高の要因になるのではないかと思う。一方で、年金基金などの機関投資家は決められた計画(の持ち高)を相当超過している可能性がある。3月末にかけて調整しなければいけない。そういったところから売りが出てくるので、3月は結構、波乱の展開になるかもしれない」 

 

(『ABEMAヒルズ』より) 

 

 

 
 

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