( 145166 )  2024/03/03 12:31:34  
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建築家・原広司氏が設計した札幌ドームが、赤字補填策のために命名権募集を行っているが、応募がないため受付期間を延長した。

札幌ドームはプロ野球・日本ハムの本拠地移転により3億円の赤字が見込まれており、この赤字補填のために命名権販売を再度行っているが、前回の失敗に続く状況となっている。

そのため、ドームの経営状況が厳しくなっており、球団側の不満から新球場建設を選択するなど対策が取られているが、市民やファンからは冷ややかな視線が向けられている。

SNS上では、広告が減少している現在のドームの状況が大きな問題となっており、未来が不安視されている。

(要約)

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建築家・原広司氏が設計した札幌ドーム(写真・時事通信) 

 

 札幌ドームが、赤字補填策である命名権募集の受付を延長した。当初、2月29日までだったが、応募がなく、契約締結までとした。 

 

【画像】札幌ドーム、名前販売中! 

 

 29日付の「HBC北海道放送」によると、2023年度はプロ野球・日本ハムの本拠地移転により、札幌ドームは3億円の赤字の見込み。その埋め合わせのため、2度めの命名権販売に踏み切ったが、正式な申し込みはなかったという。2010年の前回は失敗に終わっている。 

 

 販売価格は前回の半額である年間2億5000万円以上としており、広島の「MAZDA Zoom‐Zoom スタジアム広島」の2億2000万円や楽天の「モバイルパーク宮城」の2億100万円を上回る。 

 

「札幌ドームの売上は、コロナ禍前の2019年度は約40億円で、そのうち日本ハム関連が3割を占めていました。そのぶんの十数億円が消えたわけですから、一気に経営は苦しくなりました。 

 

 札幌ドームは第三セクターが運営し、ドーム内でのグッズや飲食店の売上の一部、広告料はドームに帰属していました。また、球団は使用料に加えて、ほかのイベント時にはトレーニング器具の撤去や再設置の費用も負担していました。 

 

 球団は、こうした不利な条件の改正をドームに求めてきましたが、ドームは突っぱね、逆に2016年には使用料を値上げしました。選手側もパフォーマンス向上とケガ予防のため、人工芝の張替えなどを要望しましたが、なかなか受け入れられませんでした。 

 

 球団は不満を募らせた結果、新球場建設を選択したのです。一方、ドームは減収対策として、イベント用に屋内を暗幕で仕切る『新モード』を10億円で導入しましたが、これまでの利用はわずか2回。赤字も長引けば税金投入の恐れがあり、市民は厳しい目で見ています」(スポーツ担当記者) 

 

 募集の無期限延長を受け、「X」ではファンの冷ややかな視線が集まっている。 

 

《札幌ドーム命名権募集0で期間延長か、オワコンフィールドでいいのでは》 

 

《自業自得だよ、札幌ドーム》 

 

《使用料安くして、芝も日ハムの要望を通せばよかったのにな はっきりって言ってバカ》 

 

《ファイターズにやってきた仕打ちが内外にバレてんだ、そんな運営会社に関わる企業なんか有るもんか》 

 

《殿様商売してファイターズに見捨てられ赤字を垂れ流す命名権2.5億で応募ゼロのペラ芝膝破壊球場だよ》 

 

 SNSでは、広告がほぼ消滅してしまった現在のドーム内の様子がアップされている。このまま巨大な “ハリボテ” と化してしまうのか、考えるだけで恐ろしい。 

 

 

 
 

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