( 145286 )  2024/03/03 14:41:20  
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歌手の和田アキ子(73)がMCを務めるTBSの情報バラエティ番組「アッコにおまかせ!」で、和田の発言が批判されている。

2月25日の放送で、和田が松本人志の性加害疑惑に関連して文春を選んだことに疑問を呈したことが原因。

視聴者や業界関係者から、性的二次被害を否定する発言として批判されている。

番組の視聴率も下がり、業界では和田の体力や発言に不安の声が上がっている。

(要約)

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TBS「アッコにおまかせ!」公式サイトより 

 

 歌手の和田アキ子(73)がMCを務める情報バラエティ番組「アッコにおまかせ!」(TBS)を心配する声が上がっている。 

 

【写真を見る】まだまだ元気そうだけど、世間との感覚のズレは年齢によるものも? 72歳になる“芸能界のご意見番” 

 

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 きっかけは2月25日の放送で、ダウンタウンの松本人志が性加害疑惑を報じた「週刊文春」を提訴したと伝えた際の和田の発言だった。 

 

和田:もう何がなんだかわからない。私らが何とか言うことじゃない。 

 

――ここで止めておけばよかったのだが、 

 

和田:擁護でも何でもないですけど、この時にどうして警察じゃなくて文春を選びはったんやろ。 

 

 番組に出演していた弁護士が警察に言っても門前払いされることもあると解説したが、彼女は納得がいかない様子だった。民放ディレクターは言う。 

 

「和田さんの発言に違和感を持った視聴者も少なくないと思いますが、それは業界でも一緒です。『なぜ警察に行かない?』『なぜ警察でなく文春を選んだ?』『8年前のことをなぜ今?』といったコメントは、被害を訴える女性を否定した性的二次被害に該当する誤った発言です。今やこうした発言をするコメンテーターはいません」 

 

 それをMCが口にしたわけだ。 

 

「番組関係者は頭を抱えていると思います。プロデューサーから彼女に注意や説明があったはずです。この問題を何回も取り上げているのに、今さらこんな発言をすれば炎上するのは当然でしょう。危機感を覚えたスタッフも少なくないと思います」 

 

 なぜそんな発言をしたのだろう。 

 

「和田さんは松本さんと親しい間柄ですから、本音では擁護したいのだと思います。とはいえ、MCとしては常に中立の立場を心がけなければいけません。発言の意図はわかりませんが、ひょっとすると年齢的な衰えが関係しているのではないでしょうか」 

 

「アッコにおまかせ!」は1985年10月6日にスタートした長寿番組だ。和田も当時は35歳。ゴッド姉ちゃんは今や御年73である。 

 

「言いにくいこともはっきり言う“芸能界の御意見番”の冠番組として、かつては二桁の視聴率を取る人気番組でした。2017年度は平均視聴率が8・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯)でしたが、それでも同時間帯のトップでした。ところが、最近は5~7%に落ちています」 

 

 近年、長く親しまれた番組が次々と終了したり、BSへの枠移動やMCの交代などが行われている。「パネルクイズ アタック25」(テレビ朝日/ABCテレビ制作)、「ぴったんこカンカン」(TBS)、「ガッテン!」(NHK)、「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」(テレ朝/ABC制作)、「噂の! 東京マガジン」(TBS)、「新婚さんいらっしゃい!」(テレ朝/ABC制作)……。 

 

 この3月末には同じTBSの日曜で36年間続いた「サンデーモーニング」も、MCの関口宏(80)が卒業し、膳場貴子(48)に交代することが発表されている。 

 

 

「関口さんは『まだまだ自分は元気だが、世代交代というのも大事』とおっしゃっていました。そういう話が出るたびに、業界では『次は……』という予想合戦で盛り上がりますが、そこで『アッコにおまかせ!』を挙げる人は少なくありません。御意見番としてのコメントにキレが感じられなくなりましたし、喋りのパワーもなくなり、体の不調も画面から伝わってきます」 

 

 大柄で頑丈そうに見える和田だが、たびたび手術を経験している。1976年には喉のポリープ、81年に子宮がん、07、08、10年には大腸ポリープ。18年には眼瞼下垂(がんけんかすい)の手術を受けたが、経過があまり良くなかったため翌年に修正手術。今年は股関節の手術を行ったばかり。満身創痍と言っていい。 

 

「体力の低下もあるでしょう。TBSとしては局を代表する長寿番組であり、彼女が所属するホリプロとの関係もありますから、簡単に打ち切りにはしたくないはずです。もっとも、今回のように炎上するような発言が増えてくると、それを理由に打ち切りという話も出てくるでしょう」 

 

 炎上してからでは遅いのでは?  

 

「打ち切りと言うより、和田さんの体力面を考慮して“勇退”“卒業”“満了”といった形で終了の時期を探っているかもしれません。来年はちょうど40年周年ですからね」 

 

デイリー新潮編集部 

 

新潮社 

 

 

 
 

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