( 146606 )  2024/03/07 13:30:24  
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東京株式市場では、日経平均株価が一時4万4000円台まで上昇し、3日ぶりに取引時間中の最高値を更新した。

米国市場の上昇に影響され、幅広い銘柄で買い注文が出た。

日本銀行のマイナス金利政策解除や企業の資本政策に対する期待も市場を後押ししているが、高値圏での警戒感や為替の動きにより売りが広がった。

市場では、日本企業の変化を評価する投資家が多く、株式相場が堅調に推移するという見方がある。

(要約)

( 146608 )  2024/03/07 13:30:24  
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東京証券取引所 

 

 7日の東京株式市場で、日経平均株価(225種)は一時、4万400円台まで上昇した。4日につけた4万314円64銭を超え、3日ぶりに取引時間中の最高値を更新した。午前の終値は、前日終値比359円61銭安の3万9731円17銭だった。 

 

【チャート】直近1か月の日経平均株価の値動き 

 

 前日の米株式市場でダウ平均株価(30種)やナスダック総合指数などの主要指数がそろって上昇した流れを受け、東京市場でも幅広い銘柄で買い注文が先行した。日本銀行によるマイナス金利政策の解除などの政策変更が意識され、長期金利が上昇しており、利ざやが増えるとの期待から銀行や保険株の上昇が目立つ。日経平均は取引開始直後、300円以上上昇したが、高値圏への警戒や、為替市場で円高・ドル安が進んだことが嫌気され、売りが広がった。 

 

 国内企業が増配など資本政策への取り組みを進めていることを背景に、市場では「投資家は日本企業の変化を評価しており、株式相場は底堅く推移する」(大手証券)との見方があった。 

 

 

 
 

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