( 146966 )  2024/03/08 13:03:39  
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立憲民主党は国際女性デーを前に、東京のJR有楽町駅前で党所属の女性議員が街頭演説を行った。

辻元清美代表代行は、「全くわきまえない女性議員であり、おかしなことを指摘できない国会議員は失格だ」と述べ、自民党の上川陽子外相を批判した。

上川氏は急上昇している「ポスト岸田」として注目されており、自民党内で女性総理候補候補として名前が挙がった。

辻元氏は、女性総理候補が選ばれる際には男性議員によるコントロールを避けるよう訴え、自民党の対応に批判的だった。

上川氏はコメントで回答を避けた。

立憲民主党は、女性議員の比率が高く、自民党によるジェンダー平等妨害を批判し、次世代の自民党人材にも言及した。

女性議員が党を支えている立憲民主党を称賛し、国民に考えて欲しいと訴えた。

(要約)

( 146968 )  2024/03/08 13:03:39  
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「国際女性デー」を前に立憲民主党が行った街頭演説に参加した辻元清美代表代行(左から2人目)ら党所属女性議員(撮影・中山知子) 

 

 立憲民主党は7日夜、8日の「国際女性デー」を前に、東京・JR有楽町駅前で党所属の女性議員が街頭演説を開いた。国会議員に加え地方議員も参加した。 

 

【写真】上川陽子外相 

 

 マイクリレーの中で演壇に立った代表代行を務める辻元清美参院議員は「女性議員には『わきまえる』女性議員と『わきまえない』女性議員がいるんですよ」と述べた上で「私たちはどちらかというと、全然わきまえない。おかしなことはおかしいと、みなさんに代わって言えないと国会議員として失格だと思う」と指摘。「わきまえる女性議員もいるんです」と意味ありげにつぶやき「麻生さんにほめられているようでは、あきまへん」と述べ、自民党の麻生太郎副総裁から容姿や年齢について指摘されながらも、反論はしなかった上川陽子外相を念頭に言及した。 

 

 最近、各社世論調査で「ポスト岸田」として急上昇している上川氏は、麻生氏にとって岸田文雄首相に代わる「カード」との指摘もある。 

 

 辻元氏は「最近、自民党の中でも女性の総理候補というのが何人か名前が挙がっているが、結局、男性の大物議員が扱いやすい女性をまつり上げて女性の総理をつくれば、少しは自民党の裏金のことなども払拭(ふっしょく)されて人気が上がるという下心で、女性総理の名前をあげてほしくない」と、けん制。「あんたはきれいとか、ルッキズムのようなことを言われた時に、いやな思いをかみしめて心の中でがまんして生きている女性たちがいっぱいいるのに、総理候補として名前が挙がっている自民党議員は『おほめいただいてありがとうございます』と(いうような趣旨のことを)言ったわけですよ。私は時代遅れだと思う」とも述べ、名前は出さなかったが上川氏の対応に苦言を呈した。 

 

 上川氏は麻生氏発言への反論を求められ「世の中にはさまざまなご意見や考え方があるということは承知をしています」と述べるにとどめている。 

 

 辻元氏は「立憲民主党は女性の比率が増え、参院議員は40%を超えた。女性議員が党を支えているといっても過言ではない」とした上で「日本で本当のジェンダー平等を阻害してきたのは自民党だ。麻生さんとか、今回(の裏金問題で)は二階(俊博)さんとか、最近はまた森(喜朗)さんの名前まで出ている。総理候補といわれる小泉進次郎さんとか河野太郎さんは、世襲のボンボンですよ」と自民党の次世代人材までぶった切り「立憲は女性議員が屋台骨を支えている。どっちがいいかよーく考えて欲しい」と訴えた。 

 

 

 
 

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