( 148127 )  2024/03/11 22:26:34  
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共産党の小池晃書記局長が中央大学の中北浩爾教授が「しんぶん赤旗」に求めていた反論文の掲載を断ると述べた。

中北氏が共産党指導部を批判した論文について、「事実に基づかない言論」として党の見解を示したことを説明。

中北氏の過去の訴訟との整合性についても議論があり、小池氏は政党機関紙と一般新聞の違いを指摘し、赤旗に反論を掲載する議論は成り立たないと主張した。

(要約)

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共産党の小池晃書記局長(矢島康弘撮影) 

 

共産党の小池晃書記局長は11日の記者会見で、中央大の中北浩爾教授が求めていた機関紙「しんぶん赤旗」への反論文の掲載を断る意向を示した。赤旗は2月21日付で、共産指導部の「パワハラ的体質」などを問題視している中北氏の見解を批判する論文を掲載していた。 

 

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小池氏は会見で、「中北氏から反論文の掲載の請求が届いた。結論から申すと、お断りしようと思っている」と述べた。 

 

中北氏を批判した赤旗の論文に関しては、「すでに中北氏が一般新聞その他の多数のメディアで、わが党に対して事実に基づいた批判とはいえない言論を行ってきたことに対して党の見解を示したものだ」と説明した。 

 

中北氏は、かつてサンケイ(現産経)新聞に自民党による共産批判の意見広告が掲載された際、共産が同一分量の反論文の無料掲載を求めて裁判を起こした(最高裁で産経の勝訴が確定)こととの整合性が問われると強調していた。 

 

これに対し、小池氏は当時の訴えは「サンケイ新聞が多大な影響力と公共性を持っている一般新聞であることなどを踏まえて対抗措置を認めるように求めたという性格」と指摘。その上で「一般新聞とは全く異なる政党機関紙(赤旗)を同列に置いて反論掲載を求めるという議論は成り立たない」と主張した。 

 

 

 
 

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