12日の東京株式市場では、日経平均株価が小幅に下落して3万8797円51銭で終了した。

一時500円以上下落するなど荒い値動きを見せた。

市場は前日の日本銀行がETFの買い入れを行わなかったことに動揺し、また米国市場でハイテク株が軟調だった影響も受けた。

（要約）

市況 

　12日の東京株式市場で、日経平均株価は小幅に続落し、前日比22円98銭（0・06%）安い3万8797円51銭で終えた。ただ、下げ幅が一時500円を超えるなど荒い値動きに。市場が動揺した一因に、前日に日本銀行が上場投資信託（ETF）の買い入れに動かなかったこともありそうだ。 

【写真】日本銀行本店=2024年3月4日、東京都中央区日本橋本石町2丁目、朝日新聞社ヘリから、小林正明撮影 

　前日の米国ニューヨーク市場でハイテク株が軟調だったことが響き、東京市場も午前中は半導体株を中心に売られた。日経平均は下げ幅を549円まで広げた。幅広い銘柄を網羅した東証株価指数（TOPIX）も一時1・83%下落した。 

朝日新聞社