( 148757 )  2024/03/13 14:35:01  
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松本人志は、文藝春秋(「週刊文春」の発行元)を訴えた裁判で3月28日の第1回口頭弁論を控えており、情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」の報道方法に不満を示している。

ミヤネ屋は週刊文春の記事を取り上げながら、具体的な誤りの指摘や異論を放送せず、偏向報道を疑われている。

松本は、活動休止中に情報番組をチェックし、ミヤネ屋に対して放送倫理・番組向上機構(BPO)に人権侵害の申し立てを検討しているとされている。

(要約)

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松本人志(C)日刊ゲンダイ 

 

 飲み会で女性との間で起こった性的トラブルを報じた「週刊文春」発行元の文藝春秋を訴えた裁判の第1回口頭弁論が、3月28日に迫っているダウンタウン松本人志(60)。その松本が、ある情報番組の報じ方に懸念を示しているという。 

 

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「民放の情報番組は裁判の見立てについて弁護士やコメンテーター任せの報道になってますが、唯一、気を吐いているのが読売テレビ制作の日本テレビ系『情報ライブ ミヤネ屋』です。ミヤネ屋は他の情報番組に比べて、オンエア時間などが突出している。ミヤネ屋は基本、週刊文春の記事の垂れ流しですが、その一方で、文春の記事について“嘘ばかり“と異論を唱えて、具体的に誤りを指摘したセクシー女優の霜月るなの投稿については触れていません」(芸能ライター) 

 

 ミヤネ屋は2月15日の放送で当時の週刊文春最新号を取り上げ、「松本が売れるまでと、その時々の女性関係を40年以上前の証言などを使い報道」と記事の要旨を紹介している。 

 

「ミヤネ屋は15日の放送では文春の記事の要旨を紹介しながら、『“システム”『文春』が指摘する共通点』という見出しで、4つの項目にまとめて放送しています。独自取材ではないにもかかわらず、イケイケで放送している。あまりのやりすぎぶりに、一部では“松本潰し““吉本潰し“という声もあります」(前出・芸能ライター) 

 

 松本問題を積極的に取り上げるミヤネ屋の姿勢は、2019年6月に発覚した吉本興業のタレントの闇営業問題の際と似通っているという指摘もある。 

 

■闇営業問題を想起? 

 

「ミヤネ屋は関西制作とはいえ、司会の宮根誠司の所属事務所は在京大手芸能プロダクション傘下です。19年の吉本のお笑いタレントの闇営業問題の際、日テレが朝の情報番組でこの問題を連日のように放送していた時と展開が似てきています」(芸能プロダクション関係者) 

 

 タレントの闇営業問題で吉本の岡本昭彦社長の謝罪会見を受けて、当時、吉本に所属していた加藤浩次(54)はMCを務めていた日本テレビ系の朝の情報番組「スッキリ」で、「今の社長、会長(当時、大﨑洋氏)の体制が続くんだったら、僕は吉本興業を辞める」と吉本の体制批判して、大見えを切った。 

 

「その直後、加藤は大﨑さんと面談してトーンダウンしたことで、問題は収拾すると思われた。ところが、スッキリはその後も闇営業問題を取り上げ続けたことで、吉本の上層部は日テレに不信感を持っていました。うがった見方をすれば、当時の日テレ社長は吉本に否定的な在京大手プロの幹部たちと昵懇でしたから」(吉本興業関係者) 

 

 今回、松本の文春報道を連日のように放送する「ミヤネ屋」を、松本自身も注視しているといわれている。松本と近しい関係にあるお笑い関係者はこう話す。 

 

「裁判に備えて活動休止中ですが、情報収集の一環として、いくつかの情報番組をチェックしているといいます。裁判でシロクロがはっきりしていない中、偏向報道の疑いが強いとして、ミヤネ屋についてBPO(放送倫理・番組向上機構)に人権侵害の申し立てを検討しているとも聞いています」 

 

 これに対して、松本報道の急先鋒「ミヤネ屋」はどう出るのか。 

 

(本多圭/芸能ジャーナリスト) 

 

 

 
 

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