JR西日本の長谷川社長は、芸備線について、今の状況では持続的な公共交通として存続が難しいと述べた。

採算が悪化しているため、一部区間の存廃を含めた再編が検討され、再構築協議会が広島市で初めて開かれることが決まった。

長谷川氏は、代替手段としてバスなどを考慮しているが、全ての考えが検討されると述べた。

（要約）

芸備線・備後落合駅に停車するＪＲ西日本の車両＝広島県庄原市 

　JR西日本の長谷川一明社長は13日、大阪市内で定例会見を行い、岡山、広島両県を走るJR芸備線に関し「今のままでは持続的な公共交通として（存続が）難しい」との見解を述べた。 

　採算が悪化している芸備線については、一部区間の存廃を含めた再編方針を自治体などと議論する「再構築協議会」の初会合が、今月26日に広島市内で開かれる。協議会の開催は全国で初めて。 

　長谷川氏は、一部区間のバスなどでの代替の可能性に関し「全ての考えが案としてある。バス転換を否定するものではない」と話した。