( 148957 )  2024/03/14 00:58:28  
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11月の米大統領選に向けて、共和党のトランプ前大統領と民主党のバイデン大統領が候補指名を確定させた。

両氏の再び対決する見込みで、全国大会で正式な指名が行われる予定だ。

トランプ氏は引き続き共和党を代表し、バイデン氏は多様な民主党を代表することを強調している。

他にも環境政策を重視する緑の党やリバタリアン党、ノー・レーベルズが候補擁立を目指している。

(要約)

( 148959 )  2024/03/14 00:58:28  
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トランプ前大統領(右)とバイデン大統領=AP 

 

 11月の米大統領選に向けた党候補指名争いで、共和党のドナルド・トランプ前大統領(77)と民主党のジョー・バイデン大統領(81)が12日、夏の党全国大会で大統領候補選出の投票権を持つ「代議員」の過半数をそれぞれ獲得し、指名が確定した。米メディアが報じた。不測の事態が起きない限り、2020年の前回大統領選に続いて、トランプ、バイデン両氏の対決になる。 

 

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 共和党は西部ワシントン州など4州で予備選・党員集会を開いた。民主党も南部ジョージア州など4州・地域で予備選を開き、トランプ氏とバイデン氏がそれぞれ勝利した。ライバル候補の撤退などで両氏の指名獲得は確実になっていたが、12日でトランプ氏は共和党で各州に割り当てられた全代議員2429人の過半数、バイデン氏は民主党で割り当てられた3934人の過半数を獲得した。 

 

 全国大会は共和党が7月、民主党は8月に行われ、正副大統領候補が正式に指名される。 

 

 バイデン氏は12日、「トランプ氏が引き起こす脅威がかつてないほど大きい時に、多様な民主党を代表する幅広い人々が再び信任してくれたことを光栄に思う」と強調。本選に向けて「米国民は未来に向けて前進し続けることを選ぶと信じている」と述べた。 

 

 一方のトランプ氏は12日、自身のソーシャルメディアで「共和党を代表するのは非常に光栄だ。我が党は団結し、強固であり、最も無能で腐敗した大統領に対抗していく。米国を取り戻し、かつてないほど偉大にするのだ」とバイデン氏への対抗心をあらわにした。 

 

 大統領選には環境政策を重視する「緑の党」や自由主義の「リバタリアン党」、中道派の結集を目指す「ノー・レーベルズ」も候補擁立を目指している。無所属で出馬予定の弁護士、ロバート・ケネディ・ジュニア氏(70)がリバタリアン党との連携を模索する動きもある。【ワシントン秋山信一】 

 

 

 
 

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