実は衰退の危機、「喜多方ラーメン」の復活を目論む男の正体　3000円ラーメンに苦情殺到も「織り込み済み」、今日も伝統を繋げるために奔走中

東洋経済オンライン　3/15(金) 9:51　配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/387655d3238c0cc5d419ab103fcdc6e3414f07e1

江花秀安さんは、喜多方ラーメンの衰退から復活を目指して奮闘している人物である。

若い頃にラーメンに魅了され、ラーメン学校で学んだ後、自らの店をオープン。

喜多方ラーメンの味を追求し、老舗の店主たちからのアドバイスを受けながら、喜多方ラーメンの本来の味を再現することに成功し、人気を集めるようになった。

彼は喜多方ラーメンの歴史を尊重し、地元のラーメン文化の再生に取り組んでいる。

（要約）

衰退の危機にある喜多方ラーメンの復活に向けて奮闘している、江花さんは何者なのか。ラーメン愛にあふれた人生を伺った（筆者撮影）この記事の画像を見る(◯枚) 

　札幌、博多に並ぶ「三大ご当地ラーメン」の1つとして知られる、福島県喜多方市の喜多方ラーメン。 

【写真で見る】こちらが「3000円ラーメン」 

　そんな喜多方で、インバウンド向けの「3000円ラーメン」が登場。 

　昨今のニセコの盛り上がりもあり、ネット上では「海外客を相手に、楽して儲けようとしているのでは？」といった声が寄せられているが、現地で取材してみると、背景には喜多方ラーメンの衰退があり、今回の「3000円ラーメン」は地元のさまざまな事業者を巻き込んだ、真面目な打開策だったこと……を前回の記事ではご紹介した。 

関連記事:インバウンド向け「3000円」喜多方ラーメンの真相 

　そんな「3000円ラーメン」の中心人物が、「あじ庵食堂」店主の江花秀安さんだ。 

　勘違いした人たちから、毎日のように嫌がらせの電話も入っていると言うが、それも織り込み済みだと言う。 

　衰退の危機にある喜多方ラーメンの、復活に向けて奮闘している、江花さんは何者なのか。ラーメン愛にあふれた人生を伺った。 

■客が来ない日々…老舗の大将たちが声をかけてくれた 

　「あじ庵食堂」は2008年8月8日にオープンした喜多方ラーメンのお店としては新しめの人気店だ。 

　店主の江花秀安さんは喜多方市出身で、会津若松にある洋食居酒屋でアルバイトをしていた。25歳のときに東京に社員旅行で来たときに、中野にある「中華そば 青葉」のラーメンを食べて衝撃を受ける。 

　昔から食べてきた喜多方ラーメンに似ているという感覚を受け、もう一度地元の喜多方ラーメンをひととおり食べ歩いてみることにした。ここから江花さんはラーメンの世界にのめり込んでいく。 

　ある日、コンビニで一冊の本に出会う。香川県にあるラーメン学校「大和麺学校」の校長・藤井薫さんの書いた本だった。この本を読んでラーメンを学んでみたくなり、江花さんは大和麺学校へ通うことになる。ここでラーメン作りのノウハウを学び、職人として歩み始める。 

　地元に戻り、ラーメン店で修業することも考えたが、自分の味で店を出したいという思いが強く、思い切って店をオープンすることにした。老舗の名店「上海」の隣の物件で、カウンター7席のみの小さなお店だった。 

　試食会をして知り合いに食べに来てもらったが、 

　「こんなものは喜多方ラーメンではない」 

　と口々に言われた。 

　麺学校で教えてもらった通りに作ると、スープがきれいになりすぎてしまい、喜多方ラーメンのじんわりとした旨味が出ないのである。 

　「自分でやりたいという思いが強すぎて、喜多方ラーメンの歴史を無視して作ってしまっていました。 

　ラーメンらしい雑味を生かしたスープや、チャーシューを煮込んだ醤油をタレに使うなど、喜多方ラーメンが本来持っている良さを生かせずにラーメンを作っていたんです」(江花さん) 

　お客が来ない日が続く「あじ庵食堂」に老舗の店主たちがアドバイスをくれた。 

　「ラーメン 一平」の大将・小枝利幸さんはチャーシューの作り方やスープの取り方を教えてくれた。 

　そして喜多方ラーメンの元祖といわれる「源来軒」の大将・星欽二さんはスープの煮込み時間や灰汁取り、チャーシューのタレの作り方など事細かに教えてくれたという。 

　「使っている食材は同じでも、まったく違うものができるんです。大将たちが声をかけてくれたことで、ここから喜多方ラーメンの仲間に入れてもらいました。私だけが若かったので、聞けば何でも教えてくれて、本当にありがたく思っています」(江花さん) 

　その後、味もしっかりと安定し、喜多方ラーメンとして認められ、人気が出てくるようになった。 

■イベントに出店するたび、喜多方ラーメンの衰退を感じ… 

　この頃から、全国でラーメンイベントが盛んに開かれるようになり、三大ご当地ラーメンとも言われる喜多方ラーメンも当然イベントから声がかかるようになってきた。 

　「あじ庵食堂」は「蔵のまち喜多方・老麺会」からOKをもらい、喜多方ラーメンの代表としてイベントに出るようになった。 

　張り切って出店したイベントだったが、ここで江花さんは喜多方ラーメンの衰退を感じるようになる。 

　「毎年出店するたび喜多方ラーメンの力が落ちてきていると感じたのです。都心では旨味を重ねた“足し算”のラーメンが隆盛を極める中、シンプルであっさりした喜多方ラーメンはウケないのです」(江花さん) 

　こうして江花さんは他県のラーメン店とも親交を重ねるようになり、徐々に視野を広げていく。喜多方ラーメンを再び元気にしていくために自ら動き出したのである。 

　こうして開発したのが「山葵塩そば」だ。喜多方ラーメンらしい豚ベースのスープと極太の多加水麺に、シジミの旨味溢れる塩ダレを合わせた逸品。これがとても上品で美味しい。 

　食べ進めていくうちに白髪ネギの上に載る山葵が少しずつスープに溶け出して美味しい。バラ肉のチャーシューは喜多方ラーメンならではだ。 

　「ご当地ラーメンとは、100年続く『ホッとするラーメン』であるべきだと思っています。決して東京のラーメンのように濃厚にする必要はありません。大事なのは軸を持つこと。“喜多方ラーメン”という軸の中で味を磨いていくことが大事です」(江花さん) 

　喜多方ラーメンの歴史を無視して作ってしまった、かつての失敗は、ここでしっかりと活きたわけだ。 

■店を続けることは「自分のラーメン」を見つける旅 

　今年から「あじ庵食堂」で提供している、極上の喜多方ラーメン「SUGOI」もまさに“喜多方ラーメン”という軸の中で磨き上げた逸品だ。 

　喜多方ラーメンの豚のスープをベースに、小麦「夏黄金」「ゆきちから」で作った特製麺、会津牛チャーシュー、会津牛ワンタン、ナルト、ノリを合わせる。別添で会津牛そぼろ、地元産の春菊のおひたし、白髪ネギが付く。これが会津漆器と喜多方ラーメン箸で提供される。 

　まさに極上の名に恥じぬ一杯だが、こんなに豪勢にしても喜多方ラーメンらしさを感じるところが何より凄い。喜多方ラーメンの底力を感じる一杯だ。 

　喜多方市のリブランディング事業として始まった企画だが、こういうラーメンは枠からはみ出ていないことが大事だ。 

　3000円で提供しているラーメンで、もちろん賛否あることはもともと想定済みだったわけだが、作っている職人が喜多方ラーメンの枠の中でこだわっていると言い切れることが大事なのだ。 

　「ラーメン店を続けるということは、自分のラーメンとは何なのかを見つける旅にほかなりません。繁盛店はみんなその積み重ねで今日まできています。そのそれぞれの店の歴史が伝統を作り、今に続いているのです」(江花さん) 

■若い職人たちととも、喜多方の再生が始まった 

　後継者不足などの影響で、近年、横綱クラスの老舗の閉店ラッシュが続いている喜多方。ピーク時には127軒あったラーメン店が今や80軒弱にまで減っており、何もせずにいれば、さらに厳しい状況になることは間違いない。 

　しかし、一方では事業を継承し2代目となった若い職人たちもいる。こういった若い世代とともに、一致団結して喜多方のラーメン文化をさらに発展させるべく、江花さんはこれからも奔走し続けていく。 

井手隊長 :ラーメンライター／ミュージシャン 

（まとめ）: 

- 喜多方ラーメンを3000円出して食べるかどうか、価値観や感じ方はさまざまである。

 

- 3000円の価値があるかどうか、メニュー内容や店のコンセプトによって異なる意見が分かれる。

 

- ラーメンの価格設定について、庶民向けではない時代の変化や高級志向の需要についての意見もある。

 

- 喜多方ラーメンのブランド価値や将来に関する意見も存在する。

 

- 日本国内外の客層やラーメン業界の動向についてさまざまな見解がある。

 

- 売り上げや客層を考える飲食店経営に対する批判や支持、武断な意見もある。

 

- コロナ禍における飲食業界や観光業についての批判や同情、将来の展望についての意見もある。

 

- ラーメンの価格に対するクレーム、自由な選択権や価値観の尊重、食文化や食事ビジネスのあり方に対する意見がある。

 

- 文化的、社会的、経済的な視点からの意見、価格設定や経営スタイルの多様性についての考えもある。

・ラーメンというと、どうしても日常食として考えてしまいがちで、 

実際、僕も近所へ昼飯食べに行くときに3000円出すことはあり得ません。 

ただ、喜多方へ旅行する機会があれば、逆に多分この3000円ラーメンを食べに行くでしょうね。 

誠に端くれながら僕もラーメンは好きな方なので、 

せっかく喜多方へ行くのなら、3000円ラーメンだけでなく、他のお店も何店か廻ることになると思います。 

こういう考え方をする人間がたくさん出てきて、そのうちの一定数が実行に移せば、 

このお店だけでなく、喜多方全体の経済に少しでも寄与できることになります。 

この記事の大将は、その意味でも決して自分だけの利益でなく、 

喜多方のためになることをしておられると思いますね。 

・このラーメン屋さんは、「あじ庵食堂」というお店で基本メニューは700か〜800円ほどです。 

3000円のメニューが増えただけで、メインである700〜800円のラーメンはそのまま残っています。 

3000円のラーメン屋として新規オープンしたわけでも、常連を切り捨てて3000円になったわけではありません。 

この辺りを記事で分かりやすく載せて欲しかったです。 

・通ってたラーメン屋が値上げしてた。もともと特徴が有り人気もあったので回転当時から高目の設定だったが、ここ三年位に三度、四度の値上げで何かシラケてしまった。頑固な店は意外と値上げしないし、食材の高騰も理解出来るが高い食べ物になったら食べなくて良いかもね。ましてインバンド狙いの三千円とか食べなくて良い。 

・これ、３０００円出して食べる価値があるの？と客に思われてしまわないよう良いラーメンを出して欲しい。 

この前某お店で１６００円のつけ麺頼んだら本当に値段の価値あるのか分からないような代物が出てきた。 

１０年以上その店に通ってるから直ぐに気付いたけど、どうもつけ汁の仕様が違う。 

店長に聞いても何が悪いか分からないそうだ。 

後日別の店舗に確認したら仕様変更はしていないとの回答。 

様は作りミスしたつけ麺が高額商品でも配膳される恐れがあるってリスクとハズレを出された人は最悪って事が起きる。 

・喜多方で人気店であった満古登食堂（まこと食堂）は昨年の9月に閉店していますし、後継者問題は大きいと思います 

次の世代に引き継がれるように、らーめんの町喜多方を盛り上げて頂きたいです 

・すでにインバウンド目的で外海客向けの値段設定をしてるので日本人向けには作ってないですよね？だけども国内向けのラーメンの値段設定は正直難しいのもわかります。もはやラーメン自体庶民向けではないって事だと思います。 

・3千円の価格よりも3大ご当地ラーメンに喜多方がはいってるのが気になる。ご当地だと札幌みそ、函館塩、旭川醤油、博多とんこつ、長崎チャンポン、東京醤油のイメージかな？ 

・三大ご当地ラーメンの1つとして知られる、福島県喜多方市の喜多方ラーメン。 

そんな話初めて聞きました。 

喜多方ラーメンって今は他のラーメンに押されてそんなにブランド価値ないかも。 

今日は喜多方ラーメン食べたい！なんてないしな。 

・他の人たちは全然記事を読んでないんだな… 

3,000円のメニューもあるってだけじゃん。 

しかも高にのにはちゃんと理由がある。 

インバウンドだけではなくて日本人の観光客だって思い出に食べられるメニューだと思うんだけどな。 

まぁこの記事も後編だけでは説明不足だけど。 

・中華そば 青葉のラーメンを食べて衝撃を受ける。昔から食べてきた喜多方ラーメンに似ている・・・ 

似ているか？ 

食べた店にもよるのだろうが喜多方ラーメンって多加水麺が特徴でしょっぱくて薄っぺらいスープと言うイメージ。 

青葉の旨味たっぷりのスープと似ているとは思えない。 

・「海外客を相手に、楽して儲けようとしているのでは？ 

そう思うんだったら、自分も独立開業したらいい。自分のラーメンをどうプロデュースして、メインの客層を誰にするかはその店しだい。 

客それぞれのラーメンの考え方を店に押し付ける必要もない。苦情なんか入れずに食べなければいいだけ。 

・日本人は食べなくていいって割り切った商売 

有りだと思います 

インバウンドに絞ったとはいえ、判断するのは結局客だから 

外貨ガッツリ取り込んで下さい 

応援してます 

・「喜多方ラーメン坂内」って、カード精算が出来ないんだよね。 

2～3か月前に行って、カード精算をしようとしたら「カード精算は出来ません」って言われた。 

海外旅行者から避けられるのでは。 

・日高屋の390円の中華そばも有りだし 

3000円超の高級ラーメンも有り 

懐具合に応じて楽しめばイイ 

価格に文句をつける人は 

どういう感覚なんだろう。 

・個人的にはラーメンで三千円は高いと思うけど、それだけのクオリティと材料費と腕があるなら構わないと思う。 

単純に三千円が３００円位に感じれる程に皆んながお金稼げればいいだけの話しなんだろうけど。 

・別に誹謗中傷する意味がわからない。 

もし蒙古タンメン中本が超スーパーデラックス北極なるラーメンを3000円で販売したらおそらく文句を言う人はいないだろう。 

食べる食べないは個人の自由。いちいちうるさい。 

・飲食店はコロナの時税金で助成してもらっていたから、何となく調子にに乗りやがってって反感も持つ人もいるんだろうね。 

・まあ続けたかったら今より安くすれば良いだけの話 

ラーメンってそういうものなんだよ。 

一杯７００円のを５００円にとか、 

要は出る数でしょうね。 

・良くも悪くも話題になって「喜多方ラーメン」の宣伝はかなりできてる！ 

何だかんだと喜多方ラーメン食べたくなってきた！ 

・外国人に媚びを売りまくってた観光業はコロナでオワコンになりかけた 

そして同情した日本国民が血と涙を流して納めた莫大な税金を注ぎ込んで生きながらえた観光業と飲食業 

コロナ禍が終わればコロッとまた外国人に媚を売り始める 

日本人はガン無視で商売 

なんだかな 

・まあ、いいんじゃないですか？ 

外国人だけ相手にしてれば。 

またロックダウンや日本旅行の魅力がなくなって外国人来なくなった時には応援してくれる日本人はいないでしょうから。 

・高いと思うなら食べなければいいだけの話で、別に誰かに害を及ぼしているわけではない 

何で苦情を言う必要があるのか、意味がわからん 

・ラーメン一杯 ３０００円.. 

近頃、1000円の壁.. とかって、論争してるけど.. 

それとは別物、ラーメン一杯 ３０００円は逆に"食べてみたい"が勝って賑わすだろうね。。 

・３０００円でも美味けりゃ食べたいし、５００円でも不味けりゃ食べたくないし 

これでいいんじゃない？ 

・人気のある店は混んでいて、空いてると思ったら「本日終了」 

その営業スタイルが嫌いなので行きません。 

・食べたい人が食べ、食べたくない人は食べなきゃ良いいだけ！ 

クレームの必要なし 

売り上げが上がらければ潰れるだけ 

・人口減少なのだから，衰退するのは喜多方ラーメンだけではなく、日本全体の問題。 

・見た目で3000円も出せない写真。 

このラーメンなら肉もあるが、1000円が良い所！ 

・喜多方ラーメンとかはもうただの食事じゃなくて食文化なんだろうな 

・「老麺会」では「喜多方ラーメン」の価格を統一していないのかな。 

・全メニューが3000円じゃないんだから。 

・800円で坂内かな。 

・ラーメン食べにわざわざ出かける人なんてスネ夫ぐらいなもんだろうしなぁ。 

・ラーメンは元々貧乏人が 

食べるもので 

それにあわせて、作る物 

高級志向で突き詰めても 

セレブは食べないもの 

おかしなオーナーが 

たまには出てくるけど 

店もそのうち消えていく 

・嫌がらせの電話か… 

日本人の同調圧力は恐ろしいな 

出る杭は叩きまくる 

皆んなで仲良く横並びでないと村八分 

なんて醜い民族なのか