( 149697 )  2024/03/16 12:55:39  
00

16日(土)は全国的に晴れて気温が上がり、スギ花粉が大量飛散している。

ヒノキ花粉のピークも近づいており、対策が必要。

明日17日(日)は日本海側で雨や雪が降るため花粉飛散は抑えられるが、東海・関東・東北太平洋側では引き続き花粉注意。

18日(月)以降は気温が低くなり、花粉飛散のリスクは続く。

ヒノキ花粉のピークは3月下旬から4月上旬に予想されており、花粉症対策として花粉の室内への侵入を防ぐことや掃除などが効果的。

(要約)

( 149699 )  2024/03/16 12:55:39  
00

画像:tenki.jp 

 

今日16日(土)は全国的に晴れて、気温上昇。スギ花粉が大量飛散。3月下旬になると、ヒノキ花粉の飛散がピークを迎える所が多くなりそう。帰宅時・家の中でも万全の対策を。 

 

今日16日(土)は全国的に晴れて、気温が上がるでしょう。最高気温は、九州から関東で20℃前後の所が多くなりそうです。また、午前5時現在、九州から関東や東北太平洋側の広い範囲に「乾燥注意報」が発表されています。 

 

花粉が飛びやすい条件です。マスクやメガネを使うなど、万全の対策をしてください。 

 

画像:tenki.jp 

 

明日17日(日)は昼頃から日本海側を中心に雨や雪が降るため、九州などは花粉の飛散は抑えられそうです。ただ、東海や関東、東北の太平洋側は春本番の陽気が続き、花粉が大量に飛ぶでしょう。 

 

18日(月)以降は、この時期としては気温が低く、冬のような寒さの日もありそうです。それでも、東海や関東は連日のように花粉が大量に飛散するでしょう。九州から近畿は「やや多い」「多い」などランクダウンする日があるものの、ヒノキ花粉の飛散が増えてきそうです。 

 

ヒノキ花粉のピークは、3月下旬から4月上旬の所が多いでしょう。仙台はヒノキ花粉の飛散量は少なく、はっきりしたピークは現れない見込みです。 

 

画像:tenki.jp 

 

花粉症の症状を緩和させるには、できるだけ花粉を避けることが大切です。そのためには、室内に入る花粉を減らすよう、以下のことを心がけましょう。 

 

①花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると、大量の花粉が室内に流入します。花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験結果があります。窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをすることで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、換気しながら花粉を防ぎましょう。 

 

②床やカーテンなどには、花粉が多数付着している可能性があります。濡れた雑巾やモップなどを使って、こまめに拭き掃除をしましょう。カーテンは、定期的に洗濯をするのがおすすめです。 

 

③花粉が大量に飛ぶと予想される日には、なるべく洗濯物や布団を外に干すのは避けるか、外に干した場合は、花粉をしっかり払い落してから、取り込みましょう。 

 

日本気象協会 本社 青山 亜紀子 

 

 

 
 

IMAGE