( 149779 ) 2024/03/16 14:30:40 0 00 ロシア国旗
ロシア大統領選(15~17日、任期6年)は16日、投票開始から2日目を迎えた。露メディアが伝えた露中央選管の発表によると、15日終了時点の投票率は約36%。従来は1日限りだった投票日が今回から3日間とされたことや、初の電子投票の導入で、最終的な投票率は70%を超えて過去最高となる可能性がある。
【写真】ロシア大統領選の候補者ダワンコフ氏の選挙ポスター
一方、各地の投票所では15日、有権者が投票箱にインクを流し込んだり、投票所に火炎ビンを投げつけたりする妨害行為が相次ぎ、治安当局が刑事訴追手続きを開始した。妨害の背景には、ウクライナ侵略に反対する出馬予定者を軒並み排除するなど、プーチン政権側の強引な選挙手法への反発があるとみられる。
複数の露メディアによると、首都モスクワの投票所では女性が投票用紙の記入台を燃やそうとしたほか、別の投票所では女性が投票箱にインクを流し込んだ。第2の都市サンクトペテルブルクでも、投票所に火炎ビンを投げつけた女性が拘束された。投票箱にインクを流し込む行為は各地の複数都市でも起きた。
露中央選管のパンフィロワ委員長は15日、「妨害行為は刑事罰の対象になる」と警告した一方、選挙結果に影響は出ないとした。
露大統領府によると、通算5選を目指す現職のプーチン大統領は15日、モスクワ郊外の公邸で電子投票を済ませた。
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