( 150413 )  2024/03/18 14:50:40  
00

ロシア大統領選でプーチン大統領が通算5回目の選出を果たし、勝利を宣言した。

プーチン氏は国民に感謝し、団結を強調。

選挙結果は国民の信頼と計画への希望と述べた。

選挙には他に3人が立候補したが、プーチン氏以外の候補者は政権に協力的な者ばかりで、盛り上がりに欠けた。

プーチン氏は20年の憲法改正により再出馬が可能となり、最長で12年間政権を維持する可能性がある。

(要約)

( 150415 )  2024/03/18 14:50:40  
00

ロシア大統領選で通算5選を決め、勝利宣言するプーチン大統領=モスクワで2024年3月18日、AP 

 

 ロシア大統領選(任期6年)では17日、現職のウラジーミル・プーチン大統領(71)が通算5選を決め、「何よりもまずロシア国民に感謝したい。我々は一つのチームだ」と勝利を宣言した。中央選挙管理委員会の暫定集計によると、開票率70・03%でプーチン氏が87・17%を獲得した。 

 

【写真】スーパー、地下鉄…プーチン政権下の日常生活 

 

 選挙本部で支援者らを前にしたプーチン氏は「目の前には多くの課題がある。しかし、我々の団結に疑いの余地はない」と強調。「選挙結果は国民の信頼であり、我々が全てを計画通りに実行するということへの国民の希望だ」と話した。 

 

 ロシア全土のほか、プーチン政権が2022年9月に一方的に併合を宣言したウクライナ東・南部4州の占領地域や、14年3月から実効支配するクリミア半島でも投票が実施された。 

 

 これらの地域では23年9月のロシア統一地方選でも「州議会選挙」などを実施した。ウクライナや欧米の非難を無視し、支配の既成事実化をさらに進めた形だ。 

 

 今回の大統領選にはプーチン氏以外に3人が立候補した。いずれも政権に協調的な「体制内野党」の候補者で、論戦は低調だった。特別軍事作戦に批判的な元下院議員らも出馬を目指したが、事務手続きの不備を理由に候補登録を認められなかった。 

 

 前回18年の大統領選は、連続3選を禁じる憲法下で実施され、再選されたプーチン氏は最後の任期に入ったはずだった。しかし、20年の改憲で大統領経験者に対する特例を設け、さらなる出馬を可能にした。6年後に再選されれば、最長で36年まで2期12年間、政権の座にとどまることができる。【モスクワ山衛守剛】 

 

 

 
 

IMAGE