( 150565 ) 2024/03/19 00:31:07 0 00 FNNプライムオンライン
日銀は18日から2日間、金融政策決定会合を開く。 春闘で高水準の賃上げ回答が相次ぐ中、これまでの大規模緩和策から転換し、「マイナス金利」政策の解除を決断するのかが焦点。
マイナス金利政策が解除された場合、影響を受けそうなのが住宅ローン利用者。
フジテレビ・智田裕一解説副委員長が解説する。
「住宅ローン金利」には、主に「固定型」と「変動型」があるが、どちらを選ぶかで頭を悩ませる場面が増えることになりそうだ。
「固定型」の金利は、長期金利の水準を反映するが、日銀が長期金利がある程度上がるのを容認してきたため、すでに上昇している。
他方、「変動型」は、短期金利をもとに基準となる金利が決まる。
短期金利は、「マイナス金利」政策で抑え込まれてきたが、この政策が解除され、上昇していけば、変動型も、これまでの低い水準から上がっていく可能性が強まる。
一方で、預金の金利も上昇していくことが想定され、こちらは家計にはメリットになる。
日銀が利上げを進めた場合、この先、預金も住宅ローンも、現段階を大きく上回る金利水準になるという試算も出ている。
「金利のある世界」の本格的到来で、将来に向けた資産形成と、家計支出のプランを練ることの必要性が強まりそう。
フジテレビ,経済部
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