トランプ前大統領は、19日にフロリダ州で演説を行った。

彼の再選を目指す多くの元閣僚や高官が彼を批判し、支持を表明しない異例の状況となっている。

共和党内で「敵なし」とされていたトランプ氏が刑事訴追を受けたことがきっかけとなった。

ペンス前副大統領やケリー元首席補佐官、ボルトン元国家安全保障問題担当補佐官、エスパー元国防長官らからもトランプ氏への非難が相次いでいる。

（要約）

19日、米南部フロリダ州で話をするトランプ前大統領（AP＝共同） 

　【ワシントン共同】トランプ前米政権の閣僚や高官の多くが、11月の大統領選で返り咲きを目指す「元上司」のトランプ氏を批判し、支持を表明しない異例の事態となっている。 

トランプ氏が共和党内で「敵なし」になったきっかけは、自身への「刑事訴追」だった 

　ペンス前副大統領は17日放送のCBSテレビのインタビューで、トランプ氏が2021年の議会襲撃事件に関与して訴追された自身の支持者を「愛国者」と呼んで擁護したことに「容認できない」と反発した。「良心に従い、トランプ氏を支持できない」と述べた。 

　ケリー元大統領首席補佐官やボルトン元国家安全保障問題担当補佐官、エスパー元国防長官らもトランプ氏を相次ぎ非難している。