( 151977 ) 2024/03/23 00:48:28 0 00 FNNプライムオンライン
ロサンゼルス・ドジャースを解雇された水原一平氏。
大谷選手からの送金をめぐり、説明を修正した。 「答えが突然変わった」と、現地ジャーナリストは証言している。
【画像】入団会見の際の大谷選手と水原氏の様子…大谷夫妻の様子とあわせてみる
開幕シリーズは1勝1敗、約1週間に及ぶ韓国滞在を終え、22日午後、アメリカ・ロサンゼルスに帰還したドジャース・大谷翔平選手。
真夜中の韓国・仁川(インチョン)国際空港に現れたその様子は、目が心なしか、いつもよりも大きく見開かれているように見えた。
これは、試合直後の高揚感だけなのだろうか。
21日の開幕第2戦、20日まで大谷選手のかたわらにいた水原一平元通訳の姿はなく、代わりにいたのは、ドジャース時代の前田健太投手の通訳を務めたウィル・アイアトン氏だった。
違法賭博に関与したうえ、大谷選手から大規模な窃盗をした疑いが報じられ、ドジャースを解雇された水原氏。
アメリカのメディアによると、その水原氏について、日本の国税庁にあたるIRS(内国歳入庁)が、犯罪捜査に着手していることが新たに明らかになった。
一連の捜査が発覚して以降、公の場から姿を消した水原氏。
FNNは、この件で水原氏本人を直接取材した、スポーツ専門チャンネル「ESPN」のトンプソン記者に話を聞くことができた。
(Q. いつ水原氏に取材したのか)
「ESPN」トンプソン記者「韓国時間ですと、20日午前中の試合開始前。われわれ(アメリカ東海岸)にとっては、19日火曜日の深夜でした。水原氏と大谷選手、ドジャースの選手たちは、球場に向かう準備をしていました」
開幕戦が行われた日の午後2時半ごろ、大谷選手とともにホテルのロビーに現れた水原氏。
この数時間前には、トンプソン記者からの追及を受けていたことになる。
トンプソン記者「(水原氏への)インタビューは90分に及びました」
水原氏は、スポーツ賭博や総額約7億円の借金などを否定しなかったという。 そして、大谷選手の口座からブックメーカー側への送金について、この時の水原氏の説明は...。
トンプソン記者「彼(水原氏)が、『お金を工面してほしい』と言うと、大谷選手はあまりいい反応はしなかったと。それでも(大谷選手は)『(水原氏を)助けてあげる、払ってあげる』と言ったそうです」
こうして、トンプソン記者による水原氏への90分に及ぶインタビューが終了。
こうした中、ドジャースの開幕戦終了後には、大谷選手の代理人弁護士が「水原氏による大規模な窃盗被害に遭った」と声明を出すに至った。
これを受け、トンプソン記者が再び水原氏に電話すると、その口ぶりが大きく変わったという。
トンプソン記者「わたしは水原氏に『何が起こったの?』と聞きました。でも彼は、1回目のインタビューとはまったく違い、詳細を話してくれなくなりました。だから、わたしは聞いたんです。『あなたは、わたしにうそをついたの?』と。そうしたら、彼(水原氏)は『そうだ』と...」
“大谷選手自身が送金の操作をした”としていた最初のインタビューから答えが一転。 2回目の取材で、水原氏は“送金について大谷選手は一切知らない”と説明を大きく修正したという。
トンプソン記者が複数の情報源に確認したところ、開幕戦のあとにドジャース幹部も参加したミーティングが開かれ「大谷選手はここで初めて送金の事実を知った」という。
今後、水原氏本人が自ら説明を行う日は来るのだろうか。
フジテレビ,国際取材部
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