( 152863 ) 2024/03/25 14:45:23 0 00 All Nippon NewsNetwork(ANN)
先週、円相場は一時151円80銭台まで円安が進みました。日銀の植田総裁が「マイナス金利解除後も緩和的な政策を続ける」と強調していることが影響しているとみられます。
それに加えて、専門家は「日本企業のある変化が円安要因の一つになっている」と指摘します。
日本の輸出企業は通常、海外で売り上げて得た外貨の一部を円に戻します。しかし、ここ数年はその動きが減少しているといいます。
野村総研エグゼクティブ・エコノミスト 木内登英氏 「海外で生んだ利益を国内に還元しなくなっている。 (利益を)海外に残して、そこでさらに投資に使う。国内に戻しても成長期待があまり強くはないので、海外で生んだお金を海外で使う。 その分、確かに円に戻ってこないので、円高要因が少し薄れている」
円相場がおととしの政府・日銀による為替介入実施時の151円90銭台目前にまで近付いていることについては、次のように分析しました。
木内氏 「日本の当局は152円前後という水準を強く守ろうという意識は強いと思う。すでに為替は当局の防衛ライン圏に入ったと思う。いつ介入があってもおかしくない水準に来ているんじゃないか」
(「グッド!モーニング」2024年3月25日放送分より)
テレビ朝日
|
![]() |