( 153813 ) 2024/03/28 12:45:17 0 00 日テレNEWS NNN
26日夜、JR水戸駅のエスカレーターで、男性が倒れているのが見つかり、その後、亡くなりました。男性は、手すりの吸い込み口に、上着のすその部分が巻き込まれていたというのですが、いったい何があったのでしょうか。
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多くの人が行き交う茨城県JR水戸駅で、“死亡事故”が起きました。
利用客 「人が倒れている」
26日午後9時ごろ、72歳の男性が、エスカレーターの手すりに“上着”が巻き込まれた状態で、倒れているのが見つかりました。
記者 「男性は、この場所で倒れていたということです」
JR東日本によると、男性が倒れていたのは、ホームから改札階に向かうエスカレーターを上りきった場所です。
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客から連絡を受けた駅員が現場に駆けつけたとき、男性は意識があり、エスカレーターも動いていたといいます。
応援を呼ぶために、駅員はいったんその場を離れ……その後、4人で現場に戻ったときには、エスカレーターはすでに停止していて、男性が着ていたジャケットの背中のすそ部分が、手すりの吸い込み口に巻き込まれていた状態だったということです。
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駅員から、「服がはさまって、締め付けられているもよう」といった内容の通報を受け、消防が駆けつけたときには、意識はなかったという男性。病院に搬送されましたが、その後、死亡しました。死因は現在、捜査中ということです。
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通勤通学をはじめ、日常のさまざまなシーンで利用するエスカレーター。 街の人に、危険な体験について聞いてみると…
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中学生(15) 「スマホ見てて、最後、降りるところわからなくて、つまずく、みたいな」
学生(20代) 「ピンヒールはいてたときに、隙間に挟まって、つまずいて手をつく寸前くらいの…危ないなって」
学生(20代) 「ロングスカートよくはいていたので、裾が挟まれそうで危ないときはありました」
大学生(10代) 「(降りるとき)靴ひもが間に引っかかっちゃって、それで転んじゃったってことはありました」
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今回の事故の原因はわかっていませんが、専門家は、エスカレーターで気をつけることは4つあるといいます。
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エスカレーターの“安全を研究” 文京学院大学 新田都志子 特任教授 「1つ目は…まずは、『“黄色の枠線”の内側に』必ず乗ること。 2つ目は…『手すりをつかむ』こと。 3つ目は…安全性というところもありますし、『歩かない、走らない』。 4つ目は…『溝に挟まるケース』に注意する。ピンヒール・傘のような鋭利なものについては、気をつけなければいけないと思います」
もし、誰かがエスカレーターに巻き込まれた場面に遭遇した際、私たちにできることは?
エスカレーター“安全を研究” 文京学院大学 新田都志子 特任教授 「“エスカレーターを止める”という作業が、最初じゃないかと思う。“非常停止ボタン”というのが(エスカレーターの)上と下に必ずあるので」
大切なのは、日頃から“どこに非常停止ボタンがあるか”を確認しておくこと。
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非常停止ボタンを使うときは…
エスカレーター“安全を研究” 文京学院大学 新田都志子 特任教授 「(緊急の場合は)駅員さんじゃなくても、気づいた方が押す」
「(エスカレーターを)止める場合には、必ず一声かけて、『いま止めます。手すりにつかまってください』というような、かけ声をして、そして止めるということが重要だと思います」
(3月27日放送『news zero』より)
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