( 154111 )  2024/03/29 12:47:47  
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来週にかけても花粉飛散が大量で、4月中旬までに本格的な飛散が続く見込み。

また、31日にかけて黄砂が九州から北海道に飛来する予想で、黄砂に関連したアレルギー症状や疾患に注意が必要。

一部地域ではヒノキ花粉の本格的な飛散が4月中旬まで続き、5月上旬までわずかに花粉が飛ぶ日がある見込み。

北海道ではシラカバ花粉の飛散が4月下旬に開始される予想。

(要約)

( 154113 )  2024/03/29 12:47:47  
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画像:tenki.jp 

 

来週にかけても、花粉が大量飛散。ただ、花粉シーズンも折り返しを過ぎ、少しずつ終わりが見えてきました。本格的な飛散は4月中旬までの所が多くなりそう。 

 

花粉の飛散量は、来週半ばにかけて、仙台は連日「非常に多い」ランク。関東から九州も連日のように大量飛散となりそうです。今日29日(金)は、雨あがりで花粉が飛びやすいでしょう。 

 

加えて、31日(日)にかけては、九州から北海道の広い範囲で黄砂が飛来する予想です。黄砂の飛来は、目や鼻・皮膚などのアレルギー症状、呼吸器疾患、循環器疾患について関連が報告されています。黄砂の飛来予測を確認する、マスクをするなど、しっかり対策をしてください。 

 

画像:tenki.jp 

 

ヒノキ花粉がピークを過ぎるとまもなく、九州から東北では花粉の本格的な飛散は終了するでしょう。1平方センチメートルあたり10個以上のやや多い花粉を観測するような本格的な飛散は、九州では4月上旬まで、中国・四国から東北の多くの地域では4月中旬まででしょう。東海地方の一部は4月下旬までの見込みです。 

 

ただ、本格的な飛散が終了しても5月上旬頃までは、各地で花粉がわずかに飛ぶ日があるでしょう。花粉に敏感な方は、引き続き対策を行いましょう。 

 

北海道のシラカバ花粉は4月下旬に飛散開始となる見込みです。北海道のシラカバ花粉が飛び始める時期は、春(3~5月)の気温が高いと早まる傾向があります。今年は3月の気温が平年より低く推移しているものの、4~5月の気温は平年並みか高くなる見込みです。このためシラカバ花粉の飛散開始は、例年並みか早いでしょう。 

 

日本気象協会 本社 青山 亜紀子 

 

 

 
 

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