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新宿区内に設置されたアーチ型のベンチが論争を呼んでいる。

吉住区長はベンチの座りやすさをアピールしたが、米山隆一議員は転倒リスクや使い勝手の問題を指摘し、批判している。

ベンチはホームレス対策や夜間の騒音防止を目的としているが、一部では排除ベンチと呼ばれ、議論が続いている。

(要約)

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米山隆一衆院議員 

 

 東京都内に設置された、座る部分がアーチを描いたベンチが論争を呼んでいる。新宿区の吉住健一区長が座りやすさをアピールするも、米山隆一衆院議員が疑問を呈する展開となっている。 

 

◆新宿区長、ゆったりと『座りづらいベンチ』に座りアピール【写真】 

 

 ベンチは、最上部の板のみが地面と平行で、残る4枚は弧を描くように斜めになっている。一部では、路上生活者(ホームレス)などが寝られないようにする「排除ベンチ」とも呼ばれている。 

 

 吉住区長は28日、自身のX(旧ツイッター)で「約30年前から近隣住民の要望を受けてこの形状になっています ホームレス対策ではなく住宅地における夜間の騒音防止です 地元からの苦情はありません」と説明した上で、自身が座った画像を投稿。「ユッタリと本も読め、お茶やカップも置けます」と訴えている。 

 

 しかし、米山議員は29日、X(旧ツイッター)に「真面目にこれ、転倒リスクがありますし、飲み物や食べ物の位置がちょっとずれただけで、下に落ちたり、こぼれて服を汚したりしそうです。行政の苦労は分かりますが、私は残念な御対応だと思います」と指摘した。 

 

 さらに吉住区長のポストにも「騒音対策とのことですが、ベンチの形状で騒音が軽減されるというのはどういう理屈なのでしょうか」「私みたいな腰が悪い者には一休みできないようになっていますね」「これ、子供連れのママさん使いにくそう」「『基準は自分』なんですね。ユニバーサルデザインではなく」などと批判の声も。「市長室の椅子もこれに変えましょう」「執務室、会議室の椅子もこれにしては…ご自宅等の椅子も…」などと皮肉めいた提案もあった。 

 

 吉住区長は「そこに住んでいる人とたまたま通りかかった方と差別はいたしませんが腰を掛けることは出来ますので一時的な休息としてご利用いただくか、園内にはその他にも腰をかけられる設置物をご活用ください あくまでも椅子であってベッドではありませんので、病状によっては横たわるには不向きです」とも主張している。 

 

中日スポーツ 

 

 

 
 

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