大手銀行5行は4月の住宅ローン金利を発表し、変動型の基準金利を据え置いた。日銀がマイナス金利を解除したが、5行は短期プライムレートを維持した。日銀が追加利上げを行うと、選択している7割の利用者が影響を受ける可能性がある。(要約)
大手銀行5行は29日、4月の住宅ローン金利を発表し、短期金利に連動する変動型の基準金利をいずれも据え置いた。
日銀は3月の金融政策決定会合でマイナス金利の解除を決めたが、5行は変動型に影響する短期プライムレート(最優遇貸出金利)を維持したため。
今後、日銀が追加利上げに踏み切れば、利用者の7割が選択しているとされる変動金利が上昇する可能性がある。