( 154851 )  2024/03/31 13:47:33  
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高速道路で追い越し車線が詰まる光景が見られることがあり、左側の車線が空いているのに右側車線が混んでいる状況に疑問を感じることがある。

追い越し車線が遅いスピードで流れているため、なぜこのような状況が起こるのか?過程では、運転者がスマホをいじったり、アクセルをしっかり踏めない状況も影響している可能性がある。

これに加え、坂道などの要因も影響して全体の車両のペースが遅くなり、追い越し車線に車が増えて渋滞が起きることもある。

関越自動車道などでは、このような問題が頻繁に起こるが、一部の対策はあるものの、根本的な解決には至っていない。

走行速度が適切であればよいが、実際には低速で走る車やトラックなども混じり合い、問題の解決は難しい。

(要約)

( 154853 )  2024/03/31 13:47:33  
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高速道路を走っていると、本来追い越しに利用するための車線、一番右の「追越車線」が詰まっていることがある。 

 

 高速道路を走っていて気になるのが、一番左の車線、つまり第一走行車線がガラガラで、その割には追い越し車線には車列ができているというパターン。追い越し車線をそのまま走り続けるのは通行区分帯違反というのは、今回は一旦別の問題として、このような光景を見ると「空いているほうを走ればいいのに」と単純に思ってしまう。 

 

【画像ギャラリー】劇的な変化が起こっている高速道路のオービス 

 

 少なくとも追い越し車線が早いペースで流れていればいいが、そんなことはなくて、ダラダラと流れているだけなのがほとんどなので、なおさら不思議に思う。なぜそのようなことが起こるのだろうか? 

 

 最近、あおり運転の誘発にもつながるとして問題になっている「ひたすら追い越し車線を走り続けるクルマ」は、1台だけで走っていることが多いので、今回の問題には関係ないとして、基本的に右車線に寄ってしまうのは走行車線が遅いから。 

 

 最近はアクセルをしっかりと踏めない問題も指摘されているし、運転しながらスマホをイジっているケースも多く(もちろん違反)、ペースは落ちがち。そうするとそこそこ速い程度でも前走車に追いついてしまうので、結局は追い越し車線を走るようになる。 

 

 さらに、渋滞の原因となるダラダラとした坂道など、別の要因が加わると自然と知らない間に全体のペースが落ちるので、追越車線に出てくるクルマが増えることになるし、出たクルマ自体もペースが落ちているのでどんどんと車列が延びてしまう。 

 

 有名なのは東京から群馬、新潟方面を結ぶ関越自動車道で、いままで紹介した典型的なパターンが発生する。とくに埼玉エリアは緩やかな坂とカーブが続くので、追い越し車線はクルマが詰まっていて、一番左の車線がガラガラというのが日常的だ。 

 

 対策として、一番左の車線だけ路面をグリーンにするなどがあり、一定の効果は上げているものの、抜本的な解決とはなっていない。 

 

 全体的に走行速度が高くて、各車ともきっちりとスピードを出して走れればいいものの、現実は最近では走行車線を極端に低いスピードで走るクルマも多かったり、最高速度が低くて頭打ちになるトラックなどから対策をしていかないと解決するのは難しい問題だ。 

 

近藤暁史 

 

 

 
 

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