( 155011 )  2024/03/31 23:35:25  
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小林製薬が販売する紅麹原料を含むサプリメントを摂取した消費者の健康被害が相次いでいる問題で、厚生労働省は関連会社の生産施設で立ち入り検査を行った。

同社は自主回収を発表し毒性の可能性がある成分も明らかにした。

国内では5人が死亡し、114人が入院していることが判明しており、台湾でも健康被害が報告されている。

(要約)

( 155013 )  2024/03/31 23:35:25  
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(ブルームバーグ): 小林製薬が販売する紅麴(こうじ)原料を含むサプリメント「紅こうじコレステヘルプ」などを摂取した消費者の健康被害が相次いでいる問題を巡り、厚生労働省は30日の同社の大阪工場に続き、31日に和歌山県にある関連会社の生産施設で立ち入り検査を行った。 

 

厚労省の発表によると、食品衛生法に基づき検査を実施したのは大阪工場から製造設備を引き継いで紅麹原料を製造していた「梅丹本舗」の工場。30日に検査した大阪市淀川区の大阪工場は2023年末までに操業を終了、閉鎖している。 

 

小林製薬は、腎疾患などが発生した報告を受けて、22日に一部の原料に意図しない成分が含まれているとして、紅こうじコレステヘルプを含む5つの商品の自主回収を発表するとともに、使用中止を呼びかけていた。同成分について同社は29日の会見で、毒性があるとされる「プベルル酸」の可能性があると明らかにした。 

 

国内では28日時点で、摂取歴のある5人の消費者が死亡、のべ114人が入院していたことが明らかになっている。また、台湾メディアの中央通信は30日、体調不良で新たに2件の通報を受け、台湾で関連製品の摂取後に体調不良を訴える人は3人になったと、衛生福利部食品薬物管理署の高官の話として報じた。 

 

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(c)2024 Bloomberg L.P. 

 

Grace Huang 

 

 

 
 

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