( 155651 )  2024/04/02 23:35:38  
00

国土交通省が、2024年3月13日にタクシーの「不足車両数」を公表しました。

このデータによると、都市部では平日朝や金土の夕方、深夜において数千台の不足があり、ミスマッチ率も最大で36%に達していることがわかりました。

このデータは、4月から始まる「自家用車活用事業」の際に、使用枠を配分する際の根拠として利用される予定です。

今後は、不足地域での対応が行われ、タクシー事業者に配分されることになっています。

(要約)

( 155653 )  2024/04/02 23:35:38  
00

 国土交通省は2024年3月13日、いわゆる「ライドシェア」解禁に先だって、おもな大都市圏における、タクシーの「不足車両数」を公表しました。 

  

 いったいどれだけ、タクシーは足りていないのでしょうか。 

 

【画像】足りなさすぎ!? 公開された「タクシー不足台数」データを全部見る(図表) 

 

タクシーのイメージ(画像:写真AC)。 

 

「不足車両数」は、タクシー配車アプリのデータ等に基づき算出されたもの。 

 

 4月からいよいよ「自家用車活用事業」が一部開始となり、「一般ドライバー」「自家用車」がタクシー事業者によって活用できるようになります。 

 

 今回のデータ公表は、「今のままではこんなにタクシーとドライバーが足りていませんよ!」と課題を周知するほか、実際に4月解禁の際に、使用枠を事業者へ配分する根拠数字としても使われる予定です。 

 

 さて公表されたデータによると、まず23区・武蔵野市・三鷹市では、平日朝(7~10時)だと、マッチング9割を確保するまで1780台が不足。ミスマッチ(呼ぼうとしても空き車両が近くに無い)率は最大で22%にのぼります。 

 

 同エリアでは、金土の夕方(16~19時)で1100台(ミスマッチ15%)。金曜の深夜は特にひどく、日をまたいだ0~4時で2540台もの不足があり、ミスマッチ率は最大36%にものぼる結果に。 

 

 横浜・川崎・横須賀でも、金土日の深夜で940台の不足(ミスマッチ32%)とのこと。名古屋では、名古屋・瀬戸・日進で金曜深夜(翌0~3時)で190台(ミスマッチ33%)。関西でも、京都では京都・宇治・長岡京で金土日の夕夜(16~翌5時)で490台の不足(ミスマッチ37%)となっています。 

 

 最初の解禁では、「タクシーが不足する地域等」でおこなわれ、「今回公表する不足車両数」のうち5割を各社に配分するものとし、残りの5割については「以後3ヶ月ごとに一定数を各社に配分」するとしています。 

 

くるまのニュース編集部 

 

 

 
 

IMAGE