( 155676 )  2024/04/02 23:56:49  
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4月のダイヤ改正後、JR千葉駅行きの路線バスの運行便数が大幅に減少し、利用客が困惑している。

この問題の背景には、ドライバーの時間外労働規制である「2024年問題」があり、小湊鐵道バスなど多くの路線で運行便数が減らされた。

この状況に利用者から不便を訴える声が上がっており、バスの信頼性にも影響が出ている。

(要約)

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FNNプライムオンライン 

 

利用者が絶えない、JR千葉駅行きの路線バスの運行便数が、4月のダイヤ改正後、大幅に減ることになり、利用客に戸惑いが広がっている。 

 

背景にあるのは、4月1日から導入された、ドライバーの時間外労働規制による「2024年問題」だ。 

 

今回、大幅減便を行うのは、千葉市を中心に路線バスを運行する「小湊鐵道バス」で、ターミナル駅となるJR千葉駅と住宅街を結ぶ路線などを運行しているが、4月から30以上の路線でダイヤを改正し、そのほとんどで運行便数が減らされている。 

 

房総方面の入り口となるJR蘇我駅からJR千葉駅行きのダイヤ改正前の時刻表では、午前8時台は4便、午後7時台は5便出ている。しかし、ダイヤ改正後の時刻表では、午前8時台は0便、午後7時台も1便と激減した。また、土日・祝日は0便になっている。 

 

この事態にバスの利用者からは「 困ります、足が止まっちゃう」「こんなに減るんだ...」「仕事のときに使おうと思ってたので不便」「千葉は都会だと思っていた。そんなに減るなんて意外」との悲鳴が上がった。 

 

バスがメインの移動手段だと話す車椅子の女性は「雨のときに不便。ここは山が多いから...」と嘆く。 

 

今回のダイヤ改正について、小湊鐵道バスは「担当者不在のため回答を控える」とする一方、ウェブサイト上では、その理由を「人手不足と運転手の時間外労働規制に対応するため」だとしている。 

 

公共交通機関に詳しい東京都市大学の西山敏樹准教授は、新規制によって勤務時間と勤務時間の間のインターバルを、従来の8時間から11時間確保しなければならなくなった事が要因だと指摘する。「朝の時間帯にバスの運転手に出てきてもらおうとすると、逆算すると前の日の夕方から夜の便を大幅に減便せざるを得なくなり、帰りの便の維持が非常に難しくなり、バスの信頼性が損なわれつつある状況だ」と西山准教授は話した。 

 

イット! 

 

 

 
 

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