( 157596 ) 2024/04/08 22:59:56 1 00 ダイハツ工業は国の認証を不正に取得していたことが発覚し、新たな事業方針を記者会見で発表した。 |
( 157598 ) 2024/04/08 22:59:56 0 00 8日(東京都内)
国の認証を不正に取得していたダイハツ工業は、8日、井上雅宏社長らが東京都内で今後の事業方針について記者会見を開きました。井上社長は、小型車事業について、トヨタが開発から認証まで責任を持ち、ダイハツがその委託を受け実際の開発を担う体制に変更すると発表しました。また、再発防止に向け経営責任を明確にするため、旧経営陣の松林淳前会長や奥平総一郎前社長らの賞与の全額返納も発表しました。
【画像で見る】ダイハツ新方針 小型車の開発・認証はトヨタが責任
ダイハツの認証取得の不正をめぐっては、64の車種で不正がわかった去年12月、すべての車種の生産と出荷が停止されました。その後、ダイハツは、国土交通省に再発防止策を盛り込んだ報告書を提出。国の検査を経て、国内の工場の生産と出荷を順次再開しました。今月15日には大阪府池田市の本社工場でも出荷を再開する予定で、これにより国内の4工場全てで出荷が再開されます。
一方、2023年度の軽自動車の新車販売台数では、前年度に比べて2割以上減らしていて、18年ぶりに首位から陥落しました。ダイハツが製造車を提供していたトヨタやスバルも大幅に販売台数を減らし、首位はスズキとなっています。
不正を受け、2月には当時の松林淳会長と奥平総一郎社長が退任。後任の社長にはトヨタ出身の井上雅宏氏が就任し、“トヨタ主導”の体制で、経営の再建と信頼の回復を目指す方針を打ち出していました。
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